スーパーや百貨店はなぜ不振? 店も客も高齢に

花子さん ネット通販の台頭も理由でしょうか。

田中さん はい。リアルな店舗への影響を配慮したあまり、出遅れ感は否めません。既存の事業を優れたものと考えて改良に取り組みがちで、本格的な技術革新に気が付くのは遅くなることがあります。いまだにネット事業の売上高を注文した地域にある店の売上高に“つける”企業もあります。急速に進むデジタル化の中で取り残されるのも当然かもしれません。

もっと分かる

店舗再生 SC化に望み

先週発表されたイトーヨーカ堂の構造改革で、既存店舗の再生の目玉として外部テナントによるショッピングセンター(SC)化がありました。現在、リアルな店舗で繁盛しているのは有力なテナントを誘致するSCくらいです。イオンモール(核店舗の運営はイオンリテール)やアリオ(同ヨーカ堂)、ゆめタウン(同イズミ)などです。

SCは物販だけでなく映画、飲食などのコト消費が誘客に一役買っています。既存のGMSにそうした有力テナントやコト消費の機能を持つ施設を誘致できるかは未知数です。SCは広大な店舗面積を活用して施設全体で独特の世界観を醸し出しています。多層階で面積が限られるGMSに可能かは未知数です。

かつて経営不振だったダイエーも有力テナントを誘致して再生を図りましたが、残念ながら中途半端になってしまったと言われました。GMSの再生は並大抵ではありません。

今週の先生 田中陽編集委員
消費花子 小学校1年生の娘がいる専業主婦。36歳

[日経MJ 2019年10月18日付]

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