検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

ドイツのカフェ カップ120円、500回使って返金

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

ドイツ・フランクフルトの旧市街に、この夏オープンしたばかりのカフェ「ホッペンワース&プロッホ」。ラテアートに飾られた香りの良いコーヒーを目当てに地元の人や観光客が次々と訪れる。持ち帰りを注文するとミント色のプラスチックのカップを手渡された。カプチーノは3ユーロ20セント(約380円)。だが請求は4ユーロ20セントと1ユーロ多い。

実はこの1ユーロが、カップの「保証金」なのだ。飲んだ後にカップを返却すると、1ユーロが戻ってくる。おもしろいのは同じ仕組みを取り入れるカフェなら、どこに返してもいい点だ。会社員のアナ・グーリッヒさんは「タンブラーだと使わない日もあるから、飲んだら返せるのは便利」と話す。

このカップは「リカップ」と呼ばれ、2016年に独南部のローゼンハイムで始まった。いまやドイツ国内3千カ所で利用できる。

取り組みを始めたリカップ社によると、ドイツの使い捨てカップの消費量は年間28億個、1時間に32万個にのぼる。コーヒーの紙コップは内側がプラスチックで覆われており、リサイクルが難しい。リカップなら洗って約500回使え、その後はリサイクル。世界で問題となるプラスチックを減らせるというわけだ。

ホッペンワース&プロッホでは他の店で導入した際、紙コップと選べるようにしていた。だが客の90%がリカップを選んだため、今では全てリカップにした。

このカフェで働く大学生のラウラ・ベッカーさんは「紙のカップでプラスチックのふたのコーヒーを持っている人を見ると、古い世代の人だと思う」と笑う。

ミント色とカプチーノ色のカップは「映える」と、インスタグラム経由で認知度が高まった。ドイツでは資源回収を促すため、水やビールを買う際に保証金を支払い、ペットボトルや瓶を返すと返金される制度が浸透する。こうした素地に若い世代の環境保護意識の高まりが合致したようだ。

カフェだけでなく、米マクドナルドの独国内の一部店舗や独フォルクスワーゲンなども導入。街を挙げて取り組む動きもある。ドイツの街から使い捨てカップがなくなる日は遠くないかもしれない。

(フランクフルト=三村真樹代、深尾幸生)

[日経MJ 2019年10月14日付]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_