オニツカタイガー 異色コラボでスポーツ×モード融合

日経MJ

2019/10/11付
「FABRE」シリーズなど人気商品をそろえる
「FABRE」シリーズなど人気商品をそろえる

靴やアパレルを展開する「オニツカタイガー」が誕生から70周年を迎える。バスケットボールシューズのブランドとして始まり、リブランディングを経て、シンプルな服装にも合うファッションアイテムとして定着させた。国内だけでなく、欧州など国外でも支持を集め、他ブランドとのコラボレーションや、イベントとの連動でさらなる顧客層の開拓を進める。




■33カ国で店舗展開、海外で高い知名度

観光客らでにぎわう大阪・ミナミのエリアに構える「オニツカタイガー大阪心斎橋店」は、黒色を基調とした店構えだ。午前11時の開店と同時に欧米や中国、タイなど外国人客が次々と来店。専門店を合わせて33カ国で店舗を展開する知名度の高さを際立たせる。

オニツカタイガーの始まりは1949年。鬼塚喜八郎氏が、夕食で出たタコの吸盤に着想を得て、深いくぼみを靴底につけグリップをきかせた靴などの機能性の高いシューズを開発。56年のメルボルン五輪で日本代表に開会式などで履くシューズを提供したことなどで、認知度も高まった。遊び心で靴底に入れた虎のマークは、ブランドのトレードマークとなった。

黒を基調とした店構えで重厚感が漂う(大阪心斎橋店)

ただ、77年にスポーツ用品とアパレル2社と合併してアシックスとなったのを機に、オニツカタイガー名での販売を中止した。復活したのは四半世紀たった2002年。運動シーン以外でも合わせやすい、細身で洗練されたスニーカーとして生まれ変わった。

■普段のファッションに使えるデザイン

これが欧州の消費者を中心に高い支持を受ける。欧米では服をシンプルに着こなす傾向が強く、がちがちのスポーツ用スニーカーでは浮いてしまう。そこで、競技用で培った技術力で快適さは維持しつつ、普段のファッションにも使えるデザインで人気を博した。

SUITS OF THE YEAR 2019
男と女 ときめくギフト
Watch Special 2019