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コーヒー片手にバイク・サーフィンの共演 大阪・箕面

日経MJ

バイクエリアには座席も設置。コーヒーを片手に店員と話しながら時間を過ごせる
バイクエリアには座席も設置。コーヒーを片手に店員と話しながら時間を過ごせる

サーフボードとバイクの販売を融合した異色のカフェ「B stand +(ビースダンドプラス)」が7月末に登場した。店内には職人が磨いたサーフボードやレアな中古バイクなどを取りそろえる。来店客はコーヒーを片手に、専門販売員と相談しながら、購入することができる。水上スポーツやバイクの愛好家らで評判が広まり、人気を集めている。

店は大阪府箕面市の阪急千里線北千里駅から車で15分の住宅に囲まれた場所にある。店内は「カフェエリア」「サーフエリア」「バイクエリア」の3つに分けられている。サーフボードとバイクの販売を兼ねたのは同店を運営する不動産コンサルタント、テンポスタイル(大阪府箕面市)の広兼光太郎氏の趣味がきっかけ。近隣にはカフェーチェーン店もあり、他店との差異化を図る狙いもある。

カフェエリアには長さ10メートルほどの木製のテーブルが置かれ、約20席を設けている。Wi―Fi設備や電源コンセントなども完備。落ち着いた雰囲気で、来店客はゆっくりと時間を過ごせる。

カフェでは11種類のコーヒーに、6種類のお茶などを提供する。コーヒー豆はフェアトレード認証のものを使用。人気のカフェラテはエチオピアやインドネシア・スマトラ島などで採れたコーヒー豆をブレンドし抽出で、1杯500円(税抜き)。軽食もあり、店員手作りのカツサンドが好評だという。

隣接するサーフエリアで取り扱うサーフボードは全て職人が時間をかけて磨いたものだ。ウエットスーツやボードの滑り止めに使うワックスなど30種類の関連商品も売っている。水上スポーツに詳しい専門スタッフが常駐する。

バイクエリアではイタリア高級二輪車メーカーのドゥカティをはじめ、中古バイク7台が置いてある。こちらも専門の店員が駐在し、バイクの整備や改造の相談を受け付ける。休日になると、バイクの愛好家らでごった返すという。

現在、来店者の7割近くがバイクや水上スポーツの愛好家で、ほとんどが30~50歳代の男性だ。ただ、多くの愛好家らは週末にしか時間がないため、平日の来店者は少ない。

そこで今後は近隣住民へのアピールを強化する。第1弾として店内にペットの犬との来店を可能にし、近隣に住む人が気軽に犬の散歩などで来店できるようにした。

また、10月からは平日の営業を1時間延ばし、メニューにはワインを追加した。赤ワインを5種類、白ワイン3種類を提供する。週末にはヨガ体験教室やバイク、水上スポーツの魅力を伝えるイベントも開く考えだ。

広兼氏は「カフェは愛好家らの集まり場としてだけでなく、住民や若い人たちが憩い、楽しめる場所としても使ってもらいたい」と話す。サーフィンやバイクの愛好者のみならず、幅広い客層の来店を見込む。

(松本晟)

[日経MJ2019年10月9日付]

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