潜在患者100万人超 怖い心房細動、早期発見の方法

NIKKEIプラス1

2019/9/28付
PIXTA
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不整脈の一種「心房細動」の患者数は潜在患者も含め100万人を超えるとされる。放置すると脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性がある。防ぐには、早期発見と生活習慣の見直しが欠かせない。

秋の健康診断の心電図検査で「不整脈」と言われた人もいるだろう。多くの不整脈は命に関わることはないが、中には注意が必要なものもある。その一つが心房細動だ。

心臓は、規則的に電気信号が起こることで正しく動く。しかし、心房細動では無秩序な電気信号が起こることで心臓が震えるように動き、正常な拍動ができなくなる。

「加齢とともに増えるが、最近では40~50代の働き盛りの人にも多い」と筑波大学の野上昭彦教授は指摘する。

心房細動が怖い理由は2つある。一つは心臓の機能そのものを弱らせ、心不全の原因になること。もう一つが、正常な拍動ができないことから、心臓内の血流が悪くなり血栓ができることだ。「心臓内にできた血栓が体内に流れ、脳梗塞などを起こす」と国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の草野研吾部長は警鐘を鳴らす。

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