読書は趣味と実益を兼ねると強く感じている。

ワインが趣味でフランスのブルゴーニュ産を中心に1600本ほど保有しています。没頭する契機となった一冊が『ブルゴーニュワインがわかる』です。畑や作り手の熱意について淡々としているものの読ませる文章で書かれており、ワインは芸術のひとつと思うようになりました。ワインが役立ったのはドコモでiモードの海外展開を進めていた時期です。特にフランスは利用者が多く、ここで提携先の企業を訪ねる際にワインの知識があると一目置いてもらえました。ワインがビジネスの武器になると知ったのです。

最近よく読むのはマンガですね。タブレットに1000冊ほど収めて持ち歩いてます。以前はそれほど関心がなかったものの周囲の勧めで手に取り、日本のマンガのクオリティーの高さに驚かされています。マンガは世代に関係なく一定層の人の心をわしづかみにしている印象ですが、実はこうした特徴はドワンゴが運営する「ニコニコ動画」のコンテンツにも共通します。魅力的なコンテンツが次々と生まれるプラットフォームをどうつくるか。これを目標に頑張っています。

(聞き手は編集委員 奥平和行)

[日本経済新聞朝刊2019年9月21日付]

ビジネス書などの書評を紹介
注目記事
ビジネス書などの書評を紹介