「縁大切に」広がる商品 定年後も営業の第一線に東急ハンズ 田口雄久さん

東急ハンズの田口雄久さん
東急ハンズの田口雄久さん

独特の品ぞろえで知られる東急ハンズ。店舗だけでなく、カタログ通販会社への商品の卸売りも手掛けており、「ハンズらしい商品」で人気がある。その中心的な存在として活躍するのが企画販売部の田口雄久さん(60)だ。定年を迎えたが、「人の縁を大切に」という信条のもと、シニア社員として営業の第一線を走り続ける。

ホームセンターを含めて全国には多くの雑貨店がひしめくが、高い知名度と存在感を持つ東急ハンズ。最大の強みは取り扱う商品の多彩さであり、従業員の専門性の高さだ。「ハンズに行けば何かおもしろいモノが見つかるかもしれない」と消費者の関心をかき立てる。

店舗だけではない。日々の生活に役立つ商品をキーワードに、カタログ通販向けにも提供している。ルーペや調理器具、掃除機など取り扱う商品は幅広い。商品の選定を任されている田口さんがこだわるのも「東急ハンズらしい品ぞろえ」だ。

その代表商品の一つが「スーパーソックス」だ。宇宙飛行士も着用したという特殊な編み方の靴下で、履いていても蒸れずににおいも出にくい。田口さんはこの商品を郵便局のカタログ通販向けに売り込んだ。

ほかにも、ブラシやクリームをセットにして手軽に本格的な靴のケアができる商品なども企画して幅広く支持を集めている。

一方、田口さんが普段の営業活動で重視しているのが雑談だ。取引先メーカーの担当者などとの何気ない話の中から、新たなビジネスチャンスをつかむという。

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