チャプチェ 春雨はかために、野菜はまとめていためる
チャプチェはもともと、17世紀にうまれた韓国宮廷料理。その後、一般家庭でもおもてなし料理として作られるようになりましたが、材料をそれぞれ別にいためてから調味料を合わせるという手間をかけたものでした。このレシピでは、野菜をまとめていためて手軽に作ります。
春雨は、鍋でゆでずにボウルなどで熱湯につけてもどすとやわらかくなりすぎず、いためものにちょうどいい硬さになります。
・春雨50グラム
・牛肩ロース肉(薄切り)100グラム
・ニンジン50グラム
・タマネギ50グラム
・小松菜50グラム
・A[砂糖・しょうゆ・ごま油各大さじ1/2]
・B[砂糖大さじ1/2、しょうゆ大さじ1]
・ごま油小さじ2
作り方(調理時間20分)
(1)春雨は熱湯(材料外)に約5分つけて少しかためにもどす。水にとり、水気をきる。長さ5センチに切る。
(2)ニンジンは長さ4センチのせん切り、タマネギは薄切りにする。小松菜は長さ4~5センチに切り、軸と葉に分ける。
(3)牛肉は幅1センチに切り、Aをもみこむ。Bは合わせる。
(4)フライパンにごま油小さじ1を温め、中火でニンジン、タマネギ、小松菜の軸を順に加え、いためる。いったん皿にとり出す。
(5)残りのごま油をたし、牛肉をいためる。色が変わったら(4)を戻し入れ、春雨、小松菜の葉を加える。Bをよく混ぜてから加え、いため合わせる。
ひとくちメモ
春雨いろいろ 韓国春雨や緑豆春雨は弾力があり加熱調理向き。今回は手に入りやすい緑豆春雨を使用しています。国産春雨は比較的熱に弱いのでサラダや酢のものに。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2019年9月7日付]
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