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愛知製油所での勤務など様々な分野で経験を積んだ(前列右端が本人)

販売畑一筋だった出光興産の木藤俊一社長(63)は1997年、製造現場勤務を命じられた。

製油所の人事課長に就きました。最初は驚きましたが、本能的にいい経験ができると思いましたね。人事の仕事は製油所で勤務する、約400人の名前と顔を覚えなければ始まりません。スポーツ大会など様々な行事を企画したり、毎晩社員と飲みに行ったりするなど、支店時代から生活はガラリと変わりました。

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一方、技術畑ではないために製造現場の仕事はよく分からない。苦労もありましたが、製油所の所長がユニークな人で、私のような事務系にも分かる技術講座などを頻繁に開いてくれました。それまでと違う経験ができたことへの感謝は今もあります。

販売の現場に復帰する。

石油製品の輸入自由化などで、石油産業はどんどん厳しくなっていた時代でした。生意気にも本社に行くたびに「この激動の時こそ、私を販売に戻してください」と主張していました。簡単に希望が通るとは思っていませんでしたが、99年に本社の販売部企画課長に就くことになります。

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