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チェック柄・レザー…毎月テーマ設け提案 ラブレス

日経MJ

2019/8/2付

「チェック柄」など月単位でテーマを設定して売り込む戦略を9月から始める

三陽商会がセレクトブランド「ラブレス」の販売てこ入れに乗り出した。個性的でニッチなデザインが売りだったが、流行や機能性を重視した商品開発を推進。月単位でテーマを設けて商品群を陳列し、着こなしを提案するなど、新たなビジネスモデルを構築する。同社は若者層の掘り起こしが課題であるだけに、各ブランドの「先兵役」としての使命も帯びる。




■モード系セレクトショップで新たな挑戦

「チェック」「ヴィンテージフラワー」「レザー」――。都内で開催したラブレスの2019年秋冬の商品展示会では、テーマごとの衣料品を分けた展示を打ち出した。同社は9月からテーマを月ごとに設定し、衣料品や雑貨の着こなし方を店舗で幅広く提案する手法を本格的に始める。

アパレルメーカーの商品開発は「春夏」「秋冬」に区切って商品を企画し、販売するのが一般的だ。だが半年という長い期間でトレンドの変化に対応し、顧客を飽きさせないようにするのは至難の業だ。売れなければ、大量に在庫を抱えるリスクもある。

そこで期間を月単位に絞った提案でリスクを軽減することを決めた。三陽商会は新たな取り組みを進めるブランドとしてラブレスを選んだが、その狙いは20~30代の新たな顧客層を開拓することだ。

同ブランドは2004年にファッション性の高いモード系の衣料品を集めるセレクトショップとして東京・青山で誕生した。百貨店向けのビジネス衣料ブランドが主流の三陽商会にあって、路面店で若い顧客層の開拓を目指した。

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