夏は注意、尿路結石いつもの2倍 就寝前トイレも対策

NIKKEIプラス1

2019/7/27付
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激烈な痛みを伴う尿路結石。日本人の男性7人に1人、女性の15人に1人が一度はかかるという。夏は発汗量が増えて尿の濃度が高まり、結石の発症が増える。生活習慣の見直しが効果的な予防法だ。

尿路結石は、腎臓から尿道に至る尿路に、尿中のカルシウムやシュウ酸などの成分が固まってできる石のこと。腎臓にできる場合もあれば、膀胱(ぼうこう)にあるケースもある。このうち、腎臓と膀胱をつなぐ尿管に結石ができて詰まると、背中や脇腹に激しい痛みが起こる。順天堂大学泌尿器科学講座の磯谷周治准教授は痛みのしくみを「尿管に結石が詰まることでその上流に尿がたまり、圧迫された腎臓が腫れて激しく痛む」と説明する。

よく勘違いされるが、痛みは結石が尿路を傷つけて起こるのではない。腎臓や膀胱などに結石があっても、尿の流れがさえぎられない場合は痛みはそれほどない。ただ、尿路のうち、尿管に結石があると尿の流れを止めてしまう可能性が高くなる。

尿路結石の発作は7~9月に増える。他の季節の2倍ともいわれる。暑さで大量に汗をかき脱水気味になると尿が濃くなり、結石ができやすくなる。防ぐには十分な水分を取り、尿を濃くしないことが欠かせない。磯谷氏は「食事以外に1日2リットル以上の水分摂取」を勧める。その際は、水か麦茶やほうじ茶がいい。緑茶やコーヒーには、結石の原因になるシュウ酸が多く含まれるためだ。

また、尿が長時間、尿路にとどまらないように心がけたい。新百合ケ丘総合病院(川崎市)尿路結石破砕治療センター長の荒川孝氏は、「就寝前にしっかり排尿しておくといい」と提案する。

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