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時短家事

タオルを小型にすると… 夏の洗濯物を減らす一工夫 生活コラムニスト ももせいづみ

2019/7/16付 日本経済新聞 夕刊

ある調査によると、子どものいる家庭の約7割が毎日洗濯をしているのだそうだ。1日に3~4回洗濯機を回すという人もいる。

特にこれから暑くなってくると、さらに洗濯物は増える。洗濯量が増えれば、当然のことながら干して収納する手間が増え、水と電気と洗剤の消費もかさむ。同時に多くの排水を出すことにもなる。清潔に暮らすことも大事だけれど、洗濯物はなるべく少ないほうが、時短にもなるし資源も守る。

洗濯量を減らすために、バスタオルは天日に当てて数日使おうというアイデアもあるが、清潔に対する感覚というものはなかなか変えられないもので、私はどうしても2日目のバスタオルは使えない。そこでタオルをサイズダウンする方法に。バスタオルをスポーツタオルに、フェイスタオルをハンドタオルに変えれば、単純にカサが減る。

夏場はてぬぐいの利用もおすすめ。場所を取らず、乾くのも圧倒的に速い。トイレやキッチンのタオルをてぬぐいに変えてみたら、意外な使い勝手のよさに驚いた。いたずらに洗濯物を増やすトイレマットやカバーは使わない。バスマットはけい藻土マットに変えると手間が減る。

よく、家族が顔を一度拭いただけのタオルも洗濯機に入れてしまうという話を聞くが、これは「置き場がない」ことが原因のことも。家族それぞれの場所を決めた使いやすいタオル掛けを置いたり、まだ着られる服の一時置き場を作ったりすることで、洗濯機への直行が減ったという家庭もある。

洗濯は洗うだけでなく、干して収納するまでの手間もかかるので、ハンカチをタオル素材にしたり、ノーアイロンで済む素材を選んだりすることも効果がある。育ち盛りの子どもの靴下は、同じブランドの同じ色しか買わないという人もいる。ペアを探す必要がないから、管理が圧倒的にラクだ。

夏場の洗濯物では、シーツやカバー類も場所を取る。着脱が面倒なカバーより、乾きやすい素材の敷きパッドやまくらパッドを利用して、カバーのいらない肌布団やタオルケットを利用しよう。

こうした大物の洗濯は、家族分を誰かが引き受けるのではなく、休日にドライブを兼ねてコインランドリーに行くなど、イベント感覚で皆で楽しんでみては。また、昭和の家庭でよく行われていた、自分の靴下や下着類は入浴時に手洗いして干しておくという習慣も、なかなか良いものなのかもしれない。

どちらにしても、1回の洗濯でドラム式で約80リットル、縦型で約120リットル以上の水が使用され、同量が排水されていく。毎日洗濯すれば1年で3万~4万リットルの水が使われることに。洗濯物を減らせば楽になり、人にも地球にも優しいということを、家族で確認しあう時間をぜひ持ってもらえたらな、と思う。

ももせいづみ
東京都出身。暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。本コラムを含め、自著のイラストも自ら手がける。「新版『願いごと手帖』のつくり方」(主婦の友社)、「やれば得する!ビジネス発想家事」(六耀社)など著書多数。

[日本経済新聞夕刊2019年7月16日付]

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