夏に悪化するかゆみ・かぶれ 実は金属アレルギーかも

NIKKEIプラス1

2019/7/13付
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夏場にひどくなる、かぶれやかゆみがある。原因は金属アレルギーかもしれない。金属が汗をかいた肌に触れたり、体内に吸収されたりすることで起こる皮膚疾患だ。発症のメカニズムや対処法を追った。

「ピアスで耳が赤くただれる」「ネックレスで首がかぶれてかゆい」。こんな症状が出るなら金属アレルギーの可能性がある。汗ばむ夏場に発症する人が多い。人間の皮膚は金属に触れただけではトラブルを起こさない。日本医科大学付属病院皮膚科准教授の藤本和久氏によると、「金属が汗や唾液など体液に触れイオン化すると体内に入り込むようになり、アレルギー反応を引き起こす」。

体内に入り込んだ金属イオンのほとんどは尿や便で排出されるが、わずかな量が体内のたんぱく質と結合する。人によっては免疫機能がこれを異物、すなわちアレルゲン(アレルギーの原因物質)とみなし記憶することがある。次に同じ金属に触れたとき、アレルギー反応による皮膚炎が起こる。

金属アレルギーの症状には2種類ある。一般的なのは、アクセサリーなどの金属が直接肌に触れた部位にかぶれやかゆみが生じる「アレルギー性接触皮膚炎」だ。

皮膚を貫通するピアスは特にアレルギーを起こしやすい。まつげカール器など化粧器具でかぶれるケースもある。症状を抑えるには、ただちに原因金属を使った装飾品などの使用をやめる。

見落としがちなのは、夏になるとシャツの裾を胴回りの中に入れずにはくジーンズの金属ボタン。肌に触れると「裏側が汗で溶け出し、おなかに湿疹ができる人が少なくない」(藤本氏)。シャツの裾を入れるなど直接触れないようにして防ごう。

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