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シップス ジェットブルー モード系から入門向けに舵

日経MJ

2019/7/12付

若者向け衣料を並べた(都内の店舗)

シップス(東京・中央)が手掛けた男性ブランド「シップス ジェットブルー」の業態転換が軌道に乗っている。従来はストリート系など流行を意識したデザインが中心だったが、2018年に戦略を全面的に転換。主力の「シップス」にデザインを寄せた兄弟ブランドとして再出発した。価格帯も下げたが、機能性を備えるなどして違いを打ち出す。




■シップスのシンプルで上品な雰囲気を踏襲

東京・渋谷の神南エリアにある「シップス 渋谷店」。上品な雰囲気が漂う店内をのぞくと、店舗の地下1階部分の大半をジェットブルーの売り場が占めていた。店頭に並ぶのはシンプルでカジュアルな若者向け商品。同店がお気に入りの1つという20代の男性は夏向けの半袖シャツを購入した。「最近、(ブランドの)イメージが変わった気がしますね」と話した。

ジェットブルーはこれまで、モード系やストリート系のデザインを前面に出し、デザインやイメージの違いでシップスとすみ分けていた。だが18年にシップスのエントリーブランドに舵(かじ)を切った。デザインもシップスのシンプルで上品な雰囲気を踏襲する一方、価格は7割程度に抑えた。

シップスはエントリーブランドを展開していなかったが、「シップスは高くて買えないが、セールでは買うという層が一定数いた」(同社)。このため、やや低い価格帯に需要があると判断。ジェットブルーのブランドを一新し、若者層を取り込む戦略を固めた。

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