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たかが虫刺されと侮らない 放置で疾患や重症化リスク

NIKKEIプラス1

2019/6/29付

PIXTA

夏になると虫に刺される機会が増える。軽いかゆみですむ場合もあるが、深刻なアレルギー反応や、感染症につながるものもある。たかが虫刺されと侮ることなく、正しい処置法や予防法を身につけたい。

虫に刺されると、痛みやかゆみ、腫れをともなう皮膚の炎症が起きることが多い。個人差があり、同じ虫に刺されても症状が異なる。

炎症を起こす仕組みは2つ。一つは虫が刺した毒成分が皮膚を直接刺激し炎症を引き起こすもの。もう一つは虫の有毒物質や、人に刺す時に注入する唾液成分に対するアレルギー反応によるものだ。皮膚に侵入したこれらの物質を、体が抗原(アレルゲン)と認識し抗体を作る。次に刺されると、この抗体が抗原に反応することで炎症が起きる。

いずれにせよ毒のある虫に刺されたら、傷口周囲を圧迫して毒を絞り出し、流水で洗浄し患部を清潔にして冷やす。わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市)院長の野崎誠氏は「毒を口で吸い出すと、口内から毒が体内に浸透する可能性があるので控えるべきだ」と注意を促す。

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