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「除草用ルンバ」が走り回る ロボとAIで変わる農村 宮城大学名誉教授 大泉一貫

2019/6/22付 日本経済新聞 朝刊

これは政府が提唱する「Society5.0」を意識した考え方だ。ビッグデータやAI、IoTを活用し、現実空間の社会構造を根本から変えようとするものである。

『農村DX革命』では、農業と農村生活を一体的にデジタル化し、儲(もう)かる農業はもとより、住みよい農村を実現するといった切り口を提示する。「DX」とは、ほぼSociety5.0のことと考えてよい。スマート農業は、恩恵があまねく人々に届くようになってはじめて、多くの人に有効性を感じ取ってもらえるのだろう。

そのためにはデータを社会全体で共有し、様々な局面で利用可能とする必要がある。農場データからビッグデータへの第一歩をどう記すかが大きな課題といえよう。

ここは、前向きな農業者の特性のひとつである、マーケットへの対応に注目したい。まずはフードバリューチェーンでの関係者の情報共有を進めることが、スマート農業からSociety5.0への近道になるのではないか。

[日本経済新聞朝刊2019年6月22日付]

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