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昼から楽しめる、女子も歓迎の英国風パブ 大阪・梅田

日経MJ

店内は落ち着いた英国のパブのような仕様にした
店内は落ち着いた英国のパブのような仕様にした

関西を中心に飲食店を運営するフードリンクス(大阪市)は4月、大阪・梅田エリアで最大級となるビールパブ「クラフトマン ウマミ」を開いた。場所は中崎町のJR京都線の高架下で、大型のビール醸造所を併設。オリジナルのクラフトビールを提供する。女性客を主要顧客層に据え、内装は落ち着いた英国のパブのような仕様にした。大阪観光に訪れたインバウンド(訪日客)も足を運ぶ。

店内には約120の座席を用意しており、団体客も利用しやすいようになっている。同店オリジナルのクラフトビール「UPA(ウマミペールエール)」を中心に約20種類のビールを取りそろえている。UPAの特徴はカラメルモルトのコクと甘み、フルーティーなホップの香りだ。苦みは軽めに抑え、女性でも飲みやすい味にした。

普段ビールをあまり飲まない人向けにビールの飲み比べメニューも用意。お客の好みをスタッフがカウンセリングし、趣向に合ったビールを選んで提供する。

オリジナルのクラフトビールを楽しむことができる

店内の一角にあるビール醸造所には500リットルのビールタンクを6つ備えており、発酵から貯酒までを自前で行う。醸造所はガラス張りとなっており、店内でビールを楽しみながら眺めることもできる。

店舗責任者の崔俊典さんは「ビール好きがきっかけで始めたお店。ビールの製造も自分でやってみたかった」と話す。崔さんはオリジナルのビールを造るために、醸造のノウハウを持つ企業に出向き修業を重ねた。現在提供するオリジナルビールは1種類のみだが、今後は5種類にラインアップを拡充する予定だ。

同店では20~30歳代の女性をメインターゲットとしている。一般的なビアホールは男性客の比率が高く、女性客が入りにくいという声もあった。そのため店内には大型のソファ席を用意し、「女子会」でもゆったりと利用できるようになっている。開店から1カ月程度で、利用者の6割程度が女性客だという。

提供する料理にもこだわっている。低温真空調理の肉盛り合わせや、ビール酵母を生地に練り込んだ自家製の石窯ピザなど、ビールの味が引き立つ料理を52種類を用意している。

5月からはビールパブでは珍しく昼間のランチとカフェの営業も始めた。「国産牛の厚切りローストビーフランチ」や「パスタランチ」など5種類を用意している。全ランチメニューで窯焼きのピザやパン、週替わりサラダが食べ放題となっている。料金は1280円から。「女性の昼間のランチ需要を取り込む」(崔さん)とともに夜の時間帯の回遊も期待する。

英国風の雰囲気は訪日客も引きつける。「欧米系の旅行者には連日足を運んでくれる人もいる。やっぱり慣れ親しんだパブは入りやすいのだろう」と笑顔を見せる。

(下野裕太)

[日経MJ 2019年6月19日付]

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