変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

電動パワステを設計していた当時は「部下から『もっと優しい言葉で言ってよ』と思われていたかも」

電動パワステを設計していた当時は「部下から『もっと優しい言葉で言ってよ』と思われていたかも」

主力事業の設計体制を見直す。

2000年に新しい電動パワーステアリングシステムの開発に乗り出したとき、将来の中核事業になるという確信がありました。リーダーとして変えたいこともあり、「俺がやる」と宣言して専門の設計開発チームを立ち上げました。

<<(上)姫路でEV用モーター開発、製造業の醍醐味知る

電動パワステとは運転手のハンドル操作を補助し「曲がる」機能を担う重要なシステムです。これにより車の燃費は3~5%向上すると言われています。1988年に世界で初めて量産化に成功しましたが、他社の追随も早かったのです。

次世代に伝わる設計書作りにこだわった。

設計段階で寸法などをどんな根拠で決めたのかという情報を書かず、後で設計書を見て理解に苦しむことがしばしばありました。

寸法などが書かれていれば設計書としての最低限の役割は果たします。ただ、主力製品として長期に改良していくことを考えれば、先輩たちが記した根拠や手順といった情報こそがよりどころになります。根拠が同じなら新しい材料への切り替えもしやすいのです。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック