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釣り具の技術で街着を攻める ディーベックが表参道に グローブライドが展開、アスレジャーブーム追い風

日経MJ

2019/4/19付

■アスレジャーブームも追い風に

少子高齢化などでアパレル市場の縮小が避けられないなか、釣り具メーカーとしても顧客層を広げることは急務だった。そこで、普段使いできるディーベックを立ち上げ、機能性とデザイン性を両立させることで、釣りに関心がない層にも間口を広げようとした。

防水加工を施したコートは街着のデザインと機能性を備える。

スポーツウエアを普段着に取り入れる傾向という追い風も吹いた。矢野経済研究所(東京・中野)によると、20年の国内アスレジャー市場規模は小売金額ベースで8926億円の見通しで、拡大基調が続く。

矢継ぎ早の出店が奏功し、「衣料品ブランドのディーベックとしての認知度は徐々に高まっている」(同社担当者)。ディーベックブランドの18年の販売額は、17年比で2.5倍となっており、顧客の反応は上々といえそうだ。

百貨店やセレクトショップからも出店や商品取り扱いの依頼も出てきている一方で、釣りをしない人への認知度にはまだ課題が残る。表参道への出店が、釣り具ブランドからファッションブランドへと脱皮できるかに注目が集まる。

(友部温)

▼グローブライドが2017年2月に立ち上げたブランド。釣り用ブランド「ダイワ」の防水性などを生かした製品を展開。雨や汚れに強い素材を日常にも取り入れ快適な都市生活をサポートする。ロゴや商品、内装のデザインは、クリエーティブディレクターとして携わる佐藤可士和さんがブランド設立から監修する。

[日経MJ 2019年4月19日付]

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