Men's Fashion

西宮阪急「ジャッカブルー」 男心くすぐる生活用品

Hot Zone

オシャレと家事、両立提案

2019.4.30

阪急阪神百貨店の西宮阪急(兵庫県西宮市)は3月末、30~40代の男性をターゲットにした売り場「ジャッカブルー」を開いた。紳士服に加え、抱っこひもやエプロンなど男性向け家事・育児用品を取り扱う。父親向けの生活用品を集めた売り場は珍しい。「家庭を大事にしつつ、オシャレにはこだわりたい」という若い世代の需要掘り起こしを狙う。




同店4階の紳士服売り場。約115平方メートルの売り場の中央には、巨大コンテナのような青い囲いが目を引く。中には男性用化粧品コーナーや試着室が隠れており、秘密基地のように男心をくすぐる作りになっている。

■エプロンやフライパン、抱っこひも…

売り場では男性向けの衣料品や生活用品など700点以上の商品を取り扱う。生活用品はエプロンやフライパンなど家事用品や、抱っこひもやベビーカーなど育児用品を用意。機能性や性能を重視した商品や、男性が使いやすいシックな色合いの商品を集めた。

例えば、電球の取り換えや高いところの掃除用に使うデザイン性の高い「ルカーノ」の脚立、ドイツの洗濯用品「フレディレックウォッシュサロン」の洗濯かごや洗剤などだ。また、男性用化粧品やシャンプーなど日用品も取り扱う。地元の30代男性は調理器具を見ながら、「オシャレだから自分でもちゃんと料理したくなる」と家族に笑顔で話していた。

一方、シンプルなデザインが多い生活用品に対し、紳士服ゾーンはピンクや水色のカラーパンツなど、色鮮やかな商品が並ぶ。他の売り場に比べるとカジュアルで、若い男性向けというコンセプトを打ち出している。