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他社の商品と比較せず、自社の商品に対する愛を客に語る三上一人さん

他社の商品と比較せず、自社の商品に対する愛を客に語る三上一人さん

野村不動産のマンションブランド「プラウド」。このプラウドのトップクラスの営業パーソンが住宅事業本部の課長代理、三上一人さん(33)だ。マンション内のコミュニティーづくりなど、徹底的に自社の手掛ける物件の良さをアピール、自他共に認めるプラウドへの愛着で顧客を説得している。

三上さんは現在、マンションの商品企画まで携わる。横浜市内の「プラウドシティ日吉」(1320戸)は同じマンション内の住民同士だけでなく近隣との交流を促す仕掛けを施した。

「プラウドがナンバーワンですよ」。三上さんの販売スタイルは真っすぐにプラウドへの愛を語ること。しかし、1年目は言うまでもなくプラウドに関する知識は全くなかった。「まずは自社の商品を好きになるということにこだわりたかった」。休日には自社のマンションを見て回り、勉強した。

当然、入社5年目には自身がプラウドを購入。「実際にプラウドに住んでみて、何がいいのかをお客様に伝えたい」(三上さん)。住み続ける立場から自社物件の良さを訴えようとする。立地環境や間取り、広さはもちろん、三上さんは「居住者同士がコミュニティ形成したくなるスペースやイベントが仕掛けられている」と力強く語る。

三上さんは入社12年目で、輝かしいマンション販売成績を残している。入社1年目から販売成績でトップを取ることをめざし、4年目に成約数が営業部社員約200人の中でナンバーワン。販売成績は毎年上位に食い込んできた。

2011年の東日本大震災の後、湾岸エリアの売れ行きは鈍ったが、それでも地上52階、総戸数600戸の超高層「プラウドタワー東雲キャナルコート」(東京・江東)の販売を順調にこなしたという。

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