鯛茶漬け かつおだしで引き立つおいしさと緑茶の香り
鯛のお刺し身を使った、ちょっとぜいたくなお茶漬け。新生活で気を張ることの多いこの季節、ちょっと疲れたなというときにしみじみおいしく感じる、やさしい味わいです。
たっぷりのけずりかつおでとる濃いだしが、鯛のおいしさを引き立てます。また、お茶漬けの名のとおり、緑茶とも好相性。さわやかな香りでさっぱり食べられます。
・鯛(刺し身用・さく)200グラム
・A[すりゴマ(白)、しょうゆ、みりん各大さじ2]
・ミツバ4~6本
・ショウガ1かけ(10グラム)
・焼きのり1/2枚
・練りわさび少々
・だし700ミリリットル(湯750ミリリットルとけずりかつお12グラムでとる)
・温かいごはん500グラム
作り方(調理時間15分)
(1)かつおだしをとる。まず、鍋に分量の湯を沸かす。次にけずりかつおを入れ、再沸騰したら火を止める。1~2分おき、こし器などでこす(しぼらない)。
(2)Aのみりんを耐熱容器に入れ、ラップをせずに電子レンジで30秒(500ワット)加熱する(煮きりみりん)。あら熱がとれたらAを合わせる。鯛は薄いそぎ切りにし、Aにつけて1~2分おく。
(3)ミツバは長さ1センチに切る。ショウガは細いせん切りに、焼きのりは長さ2~3センチの細切りにする。
(4)ごはんを器に盛り、(2)の鯛をつけ汁ごとのせる。温かいだしを静かに加え、ミツバとのりを散らす。ショウガをのせ、練りわさびを添える。
ひとくちメモ
煮きる みりんや酒を加熱して、アルコール分をとばすことをいいます。あえものや酢のものなど、加えたあとに加熱しない料理には、アルコールのにおいで味をそこなわないよう、煮きって使いましょう。電子レンジなら、鍋で火を入れるより手軽です。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2019年4月13日付]
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