変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

日英仏3カ国語で外国人の来店客にも丁寧に対応する

住友商事傘下のドラッグストア、トモズが運営する「アメリカンファーマシー」は、医薬品のほか海外雑貨や文具も置く一風変わったドラッグストアだ。欧米型の薬局をモデルにした外観に誘われ、外国人も頻繁に訪れる。東京ガーデンテラス紀尾井町店(東京・千代田)で働く菅原江美子さん(43)はトリリンガル。日英仏の3カ国語で対応し、店頭の特設売り場作りも担当する。

アメリカンファーマシーは1950年代に東京都内で開業した、米国軍人ら向けの小さな薬店がルーツ。トモズが商標を買い取り、現在は都内と埼玉県で計5店を運営する。通常のドラッグストアに並ぶ薬や日用品に加え、輸入雑貨や国内外の菓子類も豊富だ。特色のあるブランドとして育てるため拡大路線をとらず、立地を厳選してきた。

東京ガーデンテラス紀尾井町店は、プリンスホテルの最上級「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」などが居並ぶ複合施設内にある。外観はドラッグストアでは珍しいガラス張り。店外からガラス製の棚に並ぶ商品が見え、高級感を演出している。クリスマスや桜の開花など時期により店頭のディスプレーの趣が変わる。2016年の開店から菅原さんが担う。

「海外のドラッグストアのようで懐かしかった」。菅原さんは02年、薬学の専門学校を経て入社。父はフランス語圏出身で、菅原さんは家族とともに小学4年生で来日した。フランス語と日本語のほか、インターナショナルスクールに通い英語も堪能。入社を決めたきっかけは、アメリカンファーマシーの外国人にも丁寧に商品を説明する様子に感心したからだという。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック