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出会いの季節の口臭ケア 朝食の有無で大きな違い 朝ごはん食べて予防/睡眠不足にも注意

NIKKEIプラス1

2019/3/30付

口内の細菌を減らすには1日2回、朝晩の歯みがきが欠かせない。歯周病は確実に口臭を強くする。歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間も忘れずに掃除しよう。慶友銀座クリニック(東京・中央)の大場俊彦院長は「食後に爪ようじを使うだけでも効果がある」と話す。

舌の掃除も口臭対策には有効だ。舌の上についている白または淡黄色の汚れを舌苔(ぜったい)といい、はがれた粘膜や細菌から成る。最も口臭が強くなる起床直後に鏡で舌の様子を確認し、舌苔が厚いときは掃除する。川口教授は「専用の舌ブラシや柔らかい歯ブラシを使うとよい」と勧める。

ブラシを水に濡らし、舌の奥から手前に向かって舌苔をかき出し、最後にうがいする。歯みがき粉は不要。舌を痛めやすいので、くれぐれも軽い力で。こちらは1日1回で十分で、きれいなピンク色の舌なら毎日しなくてよい。

唾液の分泌が増えると口臭は少なくなる。食事はよくかんで食べるよう心がけよう。「カフェインは口腔(こうくう)乾燥を引き起こすことがあるので、取りすぎに注意する」(大場院長)。食後すぐに眠ると、消化機能が低下して口臭が強くなる。夕食は就寝4時間前までに済ませたい。

徹夜をすると口臭が強くなるように感じるのは気のせいではない。「睡眠不足だと粘膜の新陳代謝が乱れて舌苔がたまりやすくなる」と川口教授は説明する。

たばこは吸わないのがベスト。ニコチンやタールのにおいに加えて、歯周病を進めたり、口内を乾燥させたりすることでも口臭を強くする。

これらの対策を実行しても改善が見られないなら、「歯科か口臭外来のある医療機関を受診すべきだ」と大場院長は助言する。川口教授は「特に異常を感じなくても、年に1~2回は定期的に歯科健診を受けるべきだ」と勧める。自分の口の状態をわかってくれる、かかりつけの歯科医を持つことも大切だ。

(ライター 伊藤和弘)

[NIKKEIプラス1 2019年3月30日付]

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