カジュアル衣料専門店のサンマリノ(東京・墨田)が手掛けるブランド「ザ・エンドレス・サマー」のTシャツシリーズが根強い人気だ。多種多様なプリント柄や加工を施し、日本製であることも支持を集める。トレンドや環境配慮などの変化も取り入れつつ、20~40代のコアな顧客らを取り込む。
「ザ・エンドレス・サマー」は2000年に売り出した。米国のコットンを使った国産Tシャツで、フレンチブルドッグをモチーフにした商品が人気拡大に寄与した。シンプルなデザインに刺しゅうやロゴをあしらっている。「緩さと格好良さのバランスがちょうど良い」(30代男性)と、若い世代を中心にインスタグラムや口コミでじわりと注目され、現在は年約10万点を販売する。
フレンチブルドッグの新柄の価格は5400円。予約注文段階で予想を上回る受注が来ているという。
オーガニックコットンを使った一部商品も計画中で、19年からはアジアでの展開も本格的に始める予定だ。
[日経MJ 2019年3月27日付]
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