ハイヒールに3D計測 キビラ、オーダーメードを強化足の悩み解消・美しさ両立

日経MJ

3D計測器を使ったパターンオーダー靴が人気
3D計測器を使ったパターンオーダー靴が人気

オーダーメード中心の婦人靴専門店「KiBERA(キビラ)」が女性ファンを増やしている。業界でいち早く3次元(3D)計測器を使った靴作りを導入。新たにヒールと本体を一体成型する装置も取り入れ、丈夫さや美しさも訴求する。競争の激しいオーダー業界で生き残りを図る。




「婦人向けオーダー靴と言えばキビラと言われたい」。福谷智之社長の鼻息は荒い。近年、ファッション業界で3D計測器を使うブランドが増えているが、キビラは2014年にいち早く導入。来店者に足のサイズを聞いた上で好みの商品を提案する従来の接客方法から、まず顧客の足を知る形に変えた。

福谷氏の経歴は異色だ。大学卒業後、野村証券に入社。営業マンとして山口県に赴任した時に出会ったのがユニクロを手掛けるファーストリテイリングだった。柳井正会長兼社長に誘われ、ファストリに約13年勤務。ユニクロのほか、低価格店「GU(ジーユー)」の立ち上げや靴会社の経営に携わり独立した。

■周囲の反対押し切りオーダー靴

会社を設立した14年当初はオーダー靴は売れないとの周囲の反対もあったが、現在は運営するキビラ(東京・中央)の売上高の7割を占める。国産ながら価格を税別9900円に設定した値ごろ感も寄与した。

17年9月にはヒールと底を一体成型した「ビーナスフィットシリーズ」を発売。通常、両者を貼り合わせて作る手法が多いが、一体成型にすることでより頑丈になり、長時間立っていても疲れにくいことをうたった。

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