検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

突然の腹痛や下痢どう防ぐ ストレス緩める生活習慣を

半身浴で汗をかく/薬持ち歩き安心感

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

受験シーズンもたけなわ。緊張感を抱える受験生に限らず、商談や面接など大事な場面に腹痛や下痢を起こす過敏性腸症候群に悩む人は多い。原因はストレス。予防法や治療法、とっさの対処法を知っておこう。

ストレスがかかるとおなかが痛くなり、トイレに行きたくなる――。過敏性腸症候群は、内視鏡などで調べても腸に炎症や潰瘍といった異常が見られないのに、腹痛を伴う便通異常を起こす慢性の病気だ。2008年の調査によると、国内の推定患者数は約1200万人に達する。

症状別に見ると、下痢型が29%、便秘型が24%、両方起こる混合型が47%を占める。男性は下痢型が、女性は便秘型が多い傾向にあるという。

腹痛が起こるきっかけはストレスだ。「消化管の運動は自律神経でコントロールされている。ストレスが原因で自律神経が乱れると便通に異常が起こり、下痢や便秘になる」と慶応義塾大学医学部医学教育統轄センターの鈴木秀和教授は説明する。

「緊張すると下痢をしやすい」という程度なら深刻に考える必要はないが、通勤時や仕事中など症状が頻繁で日常生活に支障を来すなら、内科や消化器内科を受診したほうがよい。下痢型には腸の動きを抑えるラモセトロン(商品名イリボー)など、便秘型にはリナクロチド(同リンゼス)などが処方されることが多い。

ただし、「自律神経の乱れが原因なので、単に薬だけで治る病気というわけではない」(鈴木教授)。日ごろからストレスをためないように注意し、自律神経のバランスを整える生活を心がけることが必要だ。

自律神経を安定させるには、規則正しい生活が基本。毎日同じ時間に起き、同じ時間に食事を取り、同じ時間にベッドに入るようにしよう。

定期的に体を動かす習慣を持つのも大切だ。さくらライフ錦糸クリニック(東京・墨田)の松枝啓院長は「体を動かす機会の少ない現代人にとって、運動は一番のストレス解消法」と話す。「体温が上がり、汗をかくことで自律神経のバランスが整う」。半身浴やサウナで汗をかくのもおすすめという。

さらに「食事で食物繊維を積極的にとってほしい」と松枝院長は話す。特に、大麦などに含まれる水溶性食物繊維は有効。腸内で水分を吸収して下痢を防くほか、便を軟らかくするので便秘も改善する。下痢型の人は牛乳やアルコール、香辛料といった刺激物は控えたほうが無難だろう。

過敏性腸症候群に悩む人は、神経質で完全主義な傾向が見られる。素晴らしい成果を出そうとするあまり、必要以上のストレスを感じやすい。「常に100点を目指すのではなく、75点でいいと考えて」と松枝院長は助言する。

受験や試合、人前での発表など強いストレスがかかる場面は、最も症状が起こりやすくなる。緊張をやわらげるために、時間的余裕を持って行動しよう。時間に追われると、ストレスが一層強くなる。

試験会場など緊張が予想される場所には早めに到着し、その場の空気になじんでおく。いざというときに備えて、トイレの場所もしっかり確認しておこう。

突然の便意が心配な人は、市販されている即効性の下痢止め薬を持ち歩くようにする。「常用すべきではないが、持っているだけでも安心感が得られ、結果的に症状が抑えられる」(鈴木教授)

電車の中や試験会場で症状が起こったときは、くれぐれも無理をしないこと。我慢して悪化させるよりも、まずはトイレに行こう。生活リズムや食事に気を配りつつ、重要なイベントがあるときは特に、気持ちと時間にゆとりを持つことが大切だ。

(ライター 伊藤和弘)

[NIKKEIプラス1 2019年2月9日付]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_