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ラコステ、「脱お父さん」へ スニーカーで若者を開拓

日経MJ

2019/2/1付

ラコステの店舗では若い世代が好む店作りを目指している

フランスのファッションブランド「ラコステ」が若い世代の顧客開拓を進めている。定番のポロシャツで高い知名度を誇るが常連客の高齢化が課題となっているためだ。ポロシャツのデザインを生かし、若者に人気のスニーカーを拡充。有名ブランドと組んだコラボ商品も増やしていく。少子化が進み国内市場は大きな成長が見込めない中、ブランドへの愛着心を高めてもらう狙いだ。

「ブランドの若返りを少しずつ図っていきたい」。日本法人ラコステ ジャパン(東京・渋谷)の李孝社長は現状を分析する。昨年ブランド創設85周年を迎えたが、ポロシャツを購入する主な年齢層は「お父さん世代」。メンバー会員の平均は40歳前後といい、20~30代の「ミレニアル世代」の掘り起こしが課題となっている。

■トップスだけでなくボトムスまで

顧客開拓に向け、力を入れるのが「トータルシルエット」。トップスだけでなくボトムスまで商品を知ってもらうことで購入機会を増やす。カギを握るのが、スニーカーだ。

ここ最近のスニーカーブームに乗って売れ行きが伸びている。従来テニスやゴルフに着想を得た靴は取り扱ってきたが、よりブランドの特徴を示す商品を検討。2017年に売り出したフランス国旗の色をロゴのワニに模した靴は高い人気を誇る。18年の靴部門の売上高は17年比約3割増だった。ブランドになじみの薄かった若者も多く取り込んでいる。

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