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冬の結露、秘策は窓に発泡スチロール? 加湿にも注意

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NIKKEI STYLE

冷え込んだ朝の結露。窓ガラス一面についた大きな水滴が伝い落ち、足元がぬれる日もあるだろう。そんな不快な朝を防ぐ、安上がりで簡単な対策を紹介しよう。

そもそも、なぜ住まいに結露が発生するのか。結露は室内の水蒸気を含んだ空気が、外気で冷やされた窓に触れて凝結し、水滴になって付着した状態だ。

室温20度で湿度50%の空気は、窓ガラスやサッシや壁の温度がおおむね8度を下回ると結露する(露点)。同じ湿度50%でも、室温が4度高い24度の空気は12度以下で結露する。

もっとも、室温20度で湿度が25%であっても、0度を下回ると窓ガラスには結露が生じる。

空気が含むことのできる水分の量は、空気の温度によって異なる。温度が高いほど多くの水分を含むことができる性質がある。

窓を覆う1枚 冷気ストップ

結露を避けるために湿度を下げるにしても、インフルエンザ対策などを考えると、無制限に下げるわけにもいかない。結露を完全に防ごうとするよりは、その水滴の量をできるだけ減らすことを考えるほうが現実的だ。

結露の害に詳しい、住宅リフォームコンサルタントで1級建築士の尾間紫さんは、結露を減らす暮らし方のポイントとして、「加湿器などで湿度を上げすぎないこと」「換気を適切に行うこと」「窓ガラスを冷やさないようにすること」の3つを挙げる。

湿度はちょっとした調理や、私たちが呼吸するだけでもすぐに上昇する。湯沸かしや鍋料理など、短時間だから、テーブル調理だからと侮って、換気を怠るのは避けよう。乾燥で手放せなくなっている加湿器も、本当に乾燥しているのか、スイッチを入れる前に、湿度計で確認したい。

換気扇を回す際には、窓や各部屋にある給気口を必ず開き、新鮮な空気の入り口を確保しよう。空気の通り道ができれば効率的に換気できる。寒いからと後手になりがちだが、入浴時は浴室換気扇をつけることが大切だ。浴室は住まいの中でも多量の蒸気が発生する。入念に換気したい。

換気に加え、部屋の空気を動かすことも意識したい。部屋の一部に湿った空気がたまらないよう工夫する。部屋を閉め切らず、サーキュレーターや扇風機などを稼働させることも検討したい。特に昼間温まりやすい南側の部屋の空気を、家中にかき回すことが結露対策に役立つ。

大阪府高槻市の公認ホームインスペクターで1級建築士の吉永健一さんは、独自の「窓ガラスの結露を劇的に減らした方法」を紹介している。

市販の畳サイズで、厚さ1センチメートルの発泡スチロール板を、掃き出し窓の内側にテープなどで軽く留めるという簡単なもの。費用は板2枚で1000円程度という。

自宅で試し冬と夏を1回ずつ過ごして、その効果を確信したという。「冬の窓ガラスはパネルクーラーのようなもの。断熱というより、窓ガラスが放出する冷気を止める効果の方が高い」(吉永さん)。発泡スチロールの板は、太陽の光を程よく透過するため、思ったほど部屋は真っ暗にならないという。

放っておくとダニの原因に

この発泡スチロール板は、無理に密着させる必要はなく、ガラス面からフワッと浮いた状態でも問題がない。「仮に夜に結露しても、陽光が当たることで蒸発する」と吉永さん。同時に「湿気が抜けやすくなり、カビが発生しにくい状態になっている」という。

筆者も早速、自宅の寝室の窓で試した。確かに冷気が減り、明け方の冷え込みで目覚めることがなくなったので驚いた。結露もサッシに数滴見られるぐらいに減った。難点は換気しようと窓を開けるたびに、板を取り外さなければならないこと。また、発泡スチロール板にカビが生えないか若干心配がある。

そこで設置するガラス面やサッシ部分を「消毒用エタノール」で拭いてから、貼り付けることにした。継続して効果を観察しようと思う。

結露のひどい状態が続くと、カビだけでなく、ダニの発生の原因にもなる。ひいては建物そのものを損なう可能性もある。断熱工事などを検討する前に、今回のポイントなどを一度試してみてはいかがだろうか。

(住生活ジャーナリスト 藤原 千秋)

[NIKKEIプラス1 2019年1月26日付]

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