簡単スマホ術 写真投稿のリスクを減らそう

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正月に撮った写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿したい人もいるだろう。今回は、写真を公開するリスクについて解説する。

携子 正月は、久しぶりに親戚が集まって楽しかったわ。そのとき撮った写真を、ツイッターに投稿するわね。

スマト どの写真ですか?

携子 初詣の写真よ。

スマト 真一おじさんやおばさんたちと写った写真ですよね。ツイッターに出していいか、確認しましたか?

携子 してないわよ。あの人たちツイッターを見てないから、大丈夫じゃない?

スマト ダメですよ。写真をツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSに投稿する場合、一緒に写っている人がいたら必ず事前に許可をとってください。

携子 自分の顔を人に見せたくなかったり、写真が気に入らなかったりするから?

スマト そういうこともあるし、その時間、その場所にいたことを知られたくないということもあるでしょう。

携子 あ、確か真一さん、会社の新年会をサボって来たって言っていたわ。会社の人に知られたくないわね……。

スマト 本人の許可をとらず無断で投稿してしまうと後で問題になることもあるので、気をつけてくださいね。

携子 じゃあ、私1人で写っている写真はいいわよね。

スマト その写真、ちょっと見せてもらえますか?

携子 ほら、我が家の門の前で撮影したの。着物がきれいだから、見せたくって。

スマト 確かにきれいですが、投稿はすすめられません。

携子 どうして?

スマト 家の門の前で撮った写真を投稿したら、門や家の形から自宅が分かってしまうかも。知らない人に自宅を知られるの、嫌でしょう?

携子 それは確かに怖い。

スマト 最寄りの駅やレジャー施設、電柱に貼られている住所の表記からも生活圏を特定できるから気をつけて。

携子 確かに電柱に番地があるわね。今、気付いたわ。

スマト そう。写真には個人情報がたくさん含まれているので、SNSに投稿するときは注意してくださいね。

携子 そういえば、この前プロフィル写真に孫の写真を使ったら、娘に叱られたわ。

スマト 子どもの写真は、特に注意。運動会などのイベントで撮った写真をSNSに載せる人もいますが、「この学校にうちの子が通っています」と宣言したようなもの。身の安全を考え、不用意に載せないほうがいいですよ。

携子 他にもある? 

スマト スマホで撮った写真には自動で位置情報がつきます。これが危ないのです。

携子 写真に位置情報がついていると、なぜ危険なの?

スマト 例えば、子どもが公園で遊んでいる写真に位置情報が残っていると、写真を見た人が公園の場所を特定できます。つまり、公園に行って子どもに接触することができるということなんです。

携子 怖いわね……。

スマト フェイスブックやツイッター、インスタグラムは位置情報を自動で削除しますが、位置情報を残したまま公開するサービスもあります。あらかじめ、スマホに位置情報をつけない設定をしておくと安心です。

携子 方法が知りたいわ。

スマト 携子さんはiPhoneだから、「設定」アプリの「プライバシー」で「位置情報サービス」にタッチし、「カメラ」を「オフ」に。

携子 できた! せっかくだから、アンドロイドを使う友達にも教えたいわ。

スマト アンドロイドは「設定」の「アプリ」を開いて、「カメラ」にタッチ。「権限」に進み「現在地」をオフです。

携子 伝えるわ。スマトくん、教えてくれてありがとう。

(ライター 井上 真花)

[NIKKEIプラス1 2019年1月5日付]