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今やデザート、焼き芋ブーム コンビニや専門店広がる

NIKKEIプラス1

2019/1/5付

焼き芋は食物繊維やビタミンが多く含まれる。現代の第4次焼き芋ブームを支えるのは、健康意識の高まりと遠赤外線を利用した「焼き芋オーブン」だ。オーブンの登場で販売スタイルも移動型から店舗型に移行した。

オーブンを開発したのは産業機器設計業の群商(宇都宮市)だ。社長の園田豊太郎さんによると、温度や焼き加減を設定でき「スイッチ一つで誰でもおいしく作れる」。全国の大手スーパー約4千店に販売している。

東京・銀座や百貨店にも焼き芋専門店が登場。6月には銀座7丁目に「銀座つぼやきいも」が出店し、大丸梅田店(大阪市)は10月に専門店を開いた。「ダイエット目的の女性に特に大人気」と話す。

焼き芋をアレンジしたスイーツも人気だ。販売サイト「蔵出・焼き芋かいつか」を運営する、ポテトかいつか(茨城県かすみがうら市)では「焼き芋ロールケーキやパイが1日200個売れることもある」(直販事業部長の細貝英史さん)。

ねっとりした温かい焼き芋にアイスクリームを添え合わせた食べ方も好まれるという。さらに、急速冷凍し半解凍状態で販売する「アイス焼き芋」も出始めた。まだ流通量は少ないがジェラートのような食感でアイスとも合う。大手スーパーの担当者は「製品化を急ぎ、焼き芋を夏のおやつとしても定着させたい」と意気込む。

◇  ◇  ◇

■ホクホク・ねっとり 自宅でも

電子レンジで手軽に作れる

スーパーで購入できるが、寒いと外出もおっくう。冷蔵庫の芋を使い、電子レンジでお手軽に焼き芋の味を再現できるか試してみた。

インターネットの料理サイトには2千以上のレシピがあるが、最も簡単に作れるレシピをセレクト。サツマイモをよく洗い、20分ほど水につけて細かい汚れを落とす。

次にサツマイモをラップに包み、500ワットで3分加熱した後、中まで熱が入るよう裏返して700ワットでまた3分。昔ながらのほどよい甘みとホクホクとした食感を楽しめた。現代風のねっとり感を出すには、水にぬらしたキッチンペーパーを芋に巻いて加熱すると有効らしい。焼き芋の食べ比べもしてみたい。

(宇都宮想)

[NIKKEIプラス1 2018年1月5日付]

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