長イモと鶏手羽の煮もの 骨から出るうま味がおいしい
味も見た目もやさしい、長イモと手羽中の煮ものです。
「ぬめりこそが長イモの持ち味!」という人は、ぬめりを落とさずに使っても。長イモのぬめりには、消化吸収を助けるはたらきもあります。
手羽中は「チキンスペアリブ」とも呼ばれ、手羽先の先端を切り離してさらに2つに割ったもの。鍋もの、スープに使うと骨からうま味がよく出ます。このレシピでは、先に焼くことで香ばしくなり、くさみも抑えられます。
・長イモ400グラム
・鶏手羽中(ハーフカット)300グラム
・塩小さじ1/8
・酒小さじ1
・だし300ミリリットル
・A(みりん大さじ4、うすくちしょうゆ大さじ2、塩小さじ1/3)
・サラダ油小さじ1
・万能ネギ(小口切り)2本分
作り方(調理時間20分)
(1)鶏手羽に塩、酒をふって下味をつける。
(2)長イモは皮をむき、縦半分(太い場合は4等分)に切る。ひと口大の乱切りにして、ザルに入れる。流水でよく洗い、ぬめりを落とす。
(3)フライパンに油を温め、中火で(1)を焼く。両面に焼き色がついたらいったん火を止め、フライパンの汚れをペーパーでふきとる。
(4)長イモ、だし、Aを加えて再び火にかけ、沸とうしたらアクをとる。中火にし、落としぶたをして10分煮る(鍋のふたはずらしてのせる)。
(5)ふたをとり、強めの中火にして4~5分、煮汁が少し残るくらいまで煮る。器に盛り、ネギを散らす。
ひとくちメモ
うすくちしょうゆ 色が薄いのが特徴で、材料の色合いをそこないたくない料理に向きます。今回のレシピでは、長イモの白さをいかすために使いました。含まれる塩分は、こいくちしょうゆに比べるとやや高め。こいくちしょうゆで代用しても作れます。
(ベターホームのお料理教室 写真は大井一範)
[NIKKEIプラス1 2018年11月24日付]
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