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今冬のインフル流行は遅め? まずワクチン、新薬も

まずはワクチンの接種を/鼻や口、触らない

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NIKKEI STYLE

インフルエンザの流行の季節が近づいてきた。2018年は新しい治療薬が出たり、これまで10代には制限されていた治療薬が使えるようになるなど、治療の選択肢も広がる。予防法や治療の留意点をまとめた。

例年11月末ごろから流行し始め、1月末から2月上旬にピークを迎えるインフルエンザ。日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長で河合内科医院(岐阜市)の河合直樹院長は「今期の流行は例年より少し遅くなる」とみる。

流行に備え、まずはワクチンを接種したい。「特に高齢者や呼吸器疾患などの持病がある人は受けた方がよい」と順天堂大学大学院医学研究科感染制御科学/総合診療科の上原由紀准教授は話す。今年のワクチン供給量はほぼ需要を満たすとみられ、12月末までに接種するとよいだろう。

ワクチンはある程度発症を抑え、感染時の重症化を防ぐ効果がある。「高齢者や持病のある人はインフルエンザ感染後に肺炎になりやすいので、肺炎球菌ワクチンも併せて受けたい」(上原准教授)

インフルエンザの感染経路は2つ。感染した人のくしゃみやせきなどに含まれるウイルスを口や鼻から吸い込む飛沫感染と、ウイルスを含む飛沫などがついたものに触れた手などを介する接触感染だ。

接触感染の最大の予防策は手洗いだ。「人ごみから戻ったときや、食事の前には必ず洗って」と上原准教授は勧める。日ごろから手で目や鼻、口を触らないよう心がけることも大切。多数の人が触るつり革やドアノブなどにはウイルスが付いている可能性があり、手から粘膜に運んで感染するおそれがあるからだ。

マスクも活用しよう。「医療機関では診察時の飛沫感染予防策としてマスクを着ける。人ごみでの感染予防にある程度役立つ可能性がある」(上原准教授)。マスクには空気の乾燥で喉の粘膜の防御機能が低下するのを防ぐ効果もある。マスクはこまめに交換しよう。室内の湿度は加湿器などで50~60%に保つ。

インフルエンザに感染したらどう対応するか。上原准教授は「日ごろ健康な人であれば、風邪薬や解熱剤を飲み、安静にするだけでもよい」と話す。ただし「乳幼児や高齢者、妊産婦、呼吸器や腎臓などに持病がある人は重症化の恐れがある」。医療機関で抗インフルエンザ薬などによる治療を早めに受けよう。

抗インフルエンザ薬は現在、5種類ある。18年3月には細胞内でウイルスの増殖を防ぐ新しいしくみの薬「ゾフルーザ」が登場。これは体重10キログラム以上の人が使え、1回の服用で済むため飲み忘れを防げる。既存の治療薬は、増えたウイルスが細胞から出るのを阻むものだった。

医師は患者の年齢や持病、重症度などに基づいて処方する薬を選ぶが、吸入ができる人であれば内服薬か吸入薬かの希望を伝えることは可能。薬によって、服用回数や量、期間などが異なるので、医師の指示に従って正しく服用することが欠かせない。使い方を間違えると効果が出ず、薬が効かない耐性ウイルスを作り出すおそれもある。

抗インフルエンザ薬の服用に際し、高所からの飛び降りなど異常行動を心配する人も多い。脳が興奮状態になって起こる異常行動は急激な高熱が一因とされており、10代の男性に多く見られる。

厚生労働省は8月、異常行動との関連性が疑われ10代への投与を原則中止としていた「タミフル」を再び認める通知を出した。同省の専門家会議が、タミフルと異常行動の因果関係は明確ではないと判断した。「10代の子供がインフルエンザで高熱を出しているときは特に、薬の服用の有無にかかわらず見守ることが必要」と河合院長は助言する。

(ライター 武田京子)

[NIKKEIプラス1 2018年11月17日付]

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