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今冬のインフル流行は遅め? まずワクチン、新薬も まずはワクチンの接種を/鼻や口、触らない

NIKKEIプラス1

2018/11/17付

PIXTA

インフルエンザの流行の季節が近づいてきた。2018年は新しい治療薬が出たり、これまで10代には制限されていた治療薬が使えるようになるなど、治療の選択肢も広がる。予防法や治療の留意点をまとめた。

例年11月末ごろから流行し始め、1月末から2月上旬にピークを迎えるインフルエンザ。日本臨床内科医会インフルエンザ研究班班長で河合内科医院(岐阜市)の河合直樹院長は「今期の流行は例年より少し遅くなる」とみる。

流行に備え、まずはワクチンを接種したい。「特に高齢者や呼吸器疾患などの持病がある人は受けた方がよい」と順天堂大学大学院医学研究科感染制御科学/総合診療科の上原由紀准教授は話す。今年のワクチン供給量はほぼ需要を満たすとみられ、12月末までに接種するとよいだろう。

ワクチンはある程度発症を抑え、感染時の重症化を防ぐ効果がある。「高齢者や持病のある人はインフルエンザ感染後に肺炎になりやすいので、肺炎球菌ワクチンも併せて受けたい」(上原准教授)

インフルエンザの感染経路は2つ。感染した人のくしゃみやせきなどに含まれるウイルスを口や鼻から吸い込む飛沫感染と、ウイルスを含む飛沫などがついたものに触れた手などを介する接触感染だ。

接触感染の最大の予防策は手洗いだ。「人ごみから戻ったときや、食事の前には必ず洗って」と上原准教授は勧める。日ごろから手で目や鼻、口を触らないよう心がけることも大切。多数の人が触るつり革やドアノブなどにはウイルスが付いている可能性があり、手から粘膜に運んで感染するおそれがあるからだ。

マスクも活用しよう。「医療機関では診察時の飛沫感染予防策としてマスクを着ける。人ごみでの感染予防にある程度役立つ可能性がある」(上原准教授)。マスクには空気の乾燥で喉の粘膜の防御機能が低下するのを防ぐ効果もある。マスクはこまめに交換しよう。室内の湿度は加湿器などで50~60%に保つ。

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