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冬の口の渇き、ドライマウス? 3カ月続くなら病院へ

ストレス、筋力低下、加齢…要因は複合的

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NIKKEI STYLE

暖房を使う季節になると口の中が渇く、ネバネバして口臭が気になる、塩辛いものを食べると舌が痛くなる……。その症状はドライマウスかもしれない。原因を知り、生活の改善に取り組んで緩和しよう。

酒を飲んで眠ったときや、仕事で緊張したときなど、口の中がカラカラに渇くことがある。ときどきなら誰でも起こるが、3カ月以上続くならドライマウスの可能性がある。

ドライマウスとは、唾液が減り口の中が乾燥する状態を指す。口がネバついたり、口臭が気になったりするほか、食べ物が飲み込みにくい、滑舌が悪くなるといった症状が出る。舌や粘膜が刺激されて痛む場合もある。

患者は50代以降の女性に特に多い。更年期に女性ホルモンが減ると、体内の分泌腺の機能が低下し、唾液が減るためだ。加齢などによるかむための筋力低下も原因の一つ。唾液腺は筋肉の力を借りて唾液を分泌する。口の周りの筋力が低下すると、唾液の分泌も減る。

近年は若い人にもみられるようになり、患者は増えている。鶴見大学歯学部(横浜市)の斎藤一郎教授は「海外では4人に1人がドライマウスだという報告がある」と話す。

世代を問わず、ドライマウスの原因になるのがストレスだ。唾液の分泌は自律神経の影響を受けており、リラックスすると分泌が促されるが、緊張すると交感神経が高まって分泌が減る。

はまの歯科医院(横浜市南区)の浜野弘規院長は「不安を感じている患者も多いので、30分ほどかけてじっくり話を聞く」と話す。心理療法的アプローチを実施することで、患者の苦痛が和らぐことも多いという。

医薬品の副作用の一つ「口渇(こうかつ)」が原因という例も多い。糖尿病の場合も脱水傾向になり、口の中が常に渇くようになる。斎藤教授は「ドライマウスの原因は多種多様。しかも、いくつかの原因が複合的にかかわって発症する」と指摘する。

 口の渇きが3カ月以上続いたら、ドライマウスの治療を手がける歯科や口腔外科を受診しよう。鶴見大学歯学部付属病院は2002年にドライマウス専門外来を開設。すでに約8千人の初診患者が来院した。斎藤教授が代表を務める「ドライマウス研究会」のホームページには、講習を受けた歯科医師らの都道府県別リストが掲載されている。

受診すると、まず唾液の分泌量を調べる。ドライマウス患者の約1割がシェーグレン症候群。自分の免疫反応が唾液腺、涙腺などを攻撃することで、症状の強いドライマウスやドライアイなどをもたらす病気だ。「唾液分泌が極端に少ないと、シェーグレン症候群を疑い、血液検査をする」(斎藤教授)

シェーグレン症候群でないと分かった場合、問診で糖尿病の有無や服薬状況、普段の食生活などを明らかにし、原因に応じて対処する。日常生活での注意点の指導を受けるほか、更年期障害の他の症状を伴うなら婦人科の受診を検討したり、糖尿病が原因なら血糖値を管理したりする。

ドライマウスが続くと、様々な病気の原因にもなる。例えば唾液には抗菌作用があるため、量が減ると歯周病や虫歯の原因になるほか、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。食べ物が飲み込みにくくなり、高齢者では誤嚥性(ごえんせい)肺炎の原因にもなる。

予防にはよくかんで食べるなど唾液の分泌を増やす習慣が役に立つ。唾液腺マッサージ(図参照)も試してみよう。ドライマウスに悩む人は、ドライアイなど他の部位の乾燥を伴うことも多い。これからの季節は乾燥に気を付けて、保湿を心がけるとよい。

(ライター 荒川直樹)

[NIKKEIプラス1 2018年10月20日付]

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