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風疹患者拡大中 30~50代男性、高い感染リスク 妊婦への影響深刻/ワクチン、抗体検査を受けて

NIKKEIプラス1

2018/10/13付

PIXTA

風疹の感染が拡大している。患者の大半は働き盛り世代の男性だ。妊婦が感染すると、胎児に深刻な障害を引き起こすリスクがある。確実な予防法はワクチンのみ。抗体検査も活用して、発症を防ごう。

今年発症した風疹患者は10月7日時点で1103人(国立感染症研究所調べ)。昨年1年間(93人)の約12倍となり、増加は1万4344人が発症した2013年以来の勢いだ。

風疹とは発熱やリンパ節の腫れなどを伴うウイルス性の発疹症。通常は1週間以内に治るが、「成人がかかると重症化しやすく、入院するほどの高熱が出ることもある」と順天堂大学大学院医学研究科感染制御科学の堀賢教授は話す。

今年発症した患者の96%が成人。8割以上が男性で、中心は30~50代だ。大人から大人へ感染が広がっており、職場や地域、家庭で妊婦や妊娠可能な女性に風疹がうつるケースが最も危惧されている。

妊娠20週までの妊婦が風疹ウイルスに感染、胎児にも感染すると目や耳、心臓に深刻な障害を起こす「先天性風疹症候群」となることがある。妊娠初期ほどリスクは高く、母親が感染した場合、妊娠1カ月で50%以上、2カ月で35%、3カ月で18%の胎児に影響が出るとの報告がある。

風疹はインフルエンザと同じく、せきやくしゃみ、会話などでうつる(飛沫感染)。症状が出る1週間前から他の人にうつり始め、免疫がない人の集団だと、1人の患者からの二次感染の平均は、インフルエンザの1~2に対して風疹は6~7という。

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