Men's Fashion

ラ・ブルケット 男性も狙う「天然&シンプル」化粧品

Hot Zone

2018.10.30

スウェーデンのスキンケアブランド、ラ・ブルケットは4月、国内初の路面店を東京・表参道にオープンした。海や花から採れる天然素材を使用。シンプルなデザインの容器も奏功し、化粧品にこだわる女性に加えて30代男性の購入を誘う。表参道でしか買えないとの理由からギフト需要も増えており、個性派化粧品の一つとして新規顧客の開拓を目指す。

東京メトロ表参道駅から徒歩10分弱。裏通りの一角にこぢんまりとした建物が見える。青山店の店舗面積は約50平方メートルだが、白を基調とした店内はすっきりとした印象を与える。100点ほどの商品が壁伝いに並ぶ。

■海や陸の恵みを生かす

特徴は海や陸の恵みを生かしている点だ。スウェーデンやギリシャなどで採取した塩や海藻を使い、生産はスウェーデンの職人が担う。売れ筋のボディスクラブは入浴後、オイルと混ぜてマッサージすると肌がつるつるするという。洗顔やハンドクリーム、美容液も人気となっている。

今夏に店舗を訪れると、若い女性がグレープフルーツの香りのハンドクリームを手に取り、「良い香り」と楽しんでいた。

化粧品と言えば「女性のモノ」の印象が強いが、開店から5カ月たつラ・ブルケットの男性比率は全体の3割と予想以上に多い。夫婦やカップルで訪れた際、当初興味が薄かった男性も、「帰り際に『俺も買っていこうかな』と購入していく」(女性販売員)という。ボディローションやリップクリームが売れ筋だ。