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サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中

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NIKKEI STYLE

サバの食べ方が多彩になってきた。サバの缶詰を使ったレシピ本の発売が相次ぎ、サバのメニューが豊富な専門店も人気を集める。大衆魚として親しまれてきたサバの魅力がいま、再発見されている。

「サバ?」

「ん?」

「ウソ おいしい!」

日清食品が8月に放映した「チキンラーメン」のテレビCM。チキンラーメンにサバ缶の身をトッピングした「サバ・チキン」を食べた新垣結衣さんが、おいしさに驚くというストーリーだ。

CMは「今年で発売60周年になるチキンラーメンの新しい食べ方を提案したい」(藤井威ブランドマネージャー)と制作。ラーメンと組み合わせる身近な食材としてサバ缶に着目した。

チキンラーメンは鶏ガラのしょうゆスープ。サバと組み合わせることで「肉類のだしと魚介類のだしを合わせたダブルスープのラーメンを食べる感じになった」と藤井マネージャーは話す。

「意外においしい」とSNS(交流サイト)などでも話題になり、現在も動画が見られる同社の公式ウェブサイトにはアクセスが絶えない。

サバ料理といえば、塩焼きや味噌煮、しめさばなどが一般的。ところが、食材として和食以外の料理にも使われるようになってきた。動きをけん引しているのは、最近のサバ缶ブームだ。

サバにはドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれる。サバ缶は健康食品としてテレビの情報番組などでたびたび取り上げられ、売り上げが拡大。水煮のサバ缶は料理の素材に適しているため、そぼろカレーやあえ物にしたり、鍋やパスタの具にしたりと用途が広がっている。「女子栄養大学栄養クリニックのさば水煮缶健康レシピ」など料理レシピ本の発売も相次いでいる。

サバ料理専門店もにぎわいを見せる。鯖や(大阪府豊中市)が大阪市に開いた「SABAR+(サバープラス)大阪京橋店」。かまど炊きご飯のサバのひつまぶし、揚げサバをトッピングしたゴルゴンゾーラのリゾットなど、オリジナルメニューをそろえる。いずれも重さが550グラム以上ある天然の「とろさば」を使ったメニューで、「女性客を中心にリピーターが多い」(同店)という。

「さば銀又佐 日本橋店」(東京・中央)の売り物は「〆サバサンド」。焼いたパンを八つ切りにし、切ったしめさばとタマネギ、ニンニクなどが入ったマスタードを塗って食べる。「酒のおつまみとして好評」(吉野隆行店長)という。パンに焼いたサバと野菜を挟み、塩やレモンを振って食べるトルコ風サバサンドとはまた違った味わいだ。

サバ愛好者の団体「全日本さば連合会(全さば連)」の広報担当で食文化ジャーナリストの池田陽子さんによると、日本型サバサンドの登場がサバの食べ方の「洋食化」を後押ししたという。日本型サバサンドはまずサバ料理が盛んな福岡で話題になり、東京に上陸。「都内ではパン屋や居酒屋などで具、パン、味付けが違う多彩なオリジナルサバサンドが販売されるようになった」(池田さん)

全さば連によると、昭和初期の料理本には「サバグラタン」「サバシチュー」などの洋風メニューが掲載されているという。考えてみればサバはノルウェー産が有名で、洋風に合うのは当たり前ではある。大衆魚としてすっかり和の食材化していたサバが、サバ缶ブームで再び幅を広げたのかもしれない。

サバ缶ブームでサバは健康に良いというイメージが定着した。「何にでも合うサバは、様々な料理の素材となる可能性を秘める」と池田さんは期待を寄せている。

◇  ◇  ◇

ブランドサバも続々登場

サバ缶と並びサバ人気を支えるのは、日本各地のブランドサバ。先駆けは大分市の「関さば」。その後も佐賀県唐津市の「唐津Qサバ」、鳥取県岩美町の「お嬢サバ」など養殖のブランドサバが続々登場。全さば連によるとその数、約20にまで増えている。

各地のブランドサバを味わってもらおうと、全さば連はサバ産地と共同で2014年から「鯖サミット」を開催。17年は約3万人の来場者を集めた。今年は10月27、28の両日、長崎県松浦市で開く。同市のブランドサバ「旬さば」や「長崎ハーブ鯖」などを楽しめる。福岡発着の「鯖サミットバスツアー」も実施する。

(大橋正也)

[NIKKEIプラス1 2018年9月29日付]

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