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サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中

NIKKEIプラス1

2018/10/23

「さば銀又佐 日本橋店」(東京・中央)の売り物は「〆サバサンド」。焼いたパンを八つ切りにし、切ったしめさばとタマネギ、ニンニクなどが入ったマスタードを塗って食べる。「酒のおつまみとして好評」(吉野隆行店長)という。パンに焼いたサバと野菜を挟み、塩やレモンを振って食べるトルコ風サバサンドとはまた違った味わいだ。

サバ愛好者の団体「全日本さば連合会(全さば連)」の広報担当で食文化ジャーナリストの池田陽子さんによると、日本型サバサンドの登場がサバの食べ方の「洋食化」を後押ししたという。日本型サバサンドはまずサバ料理が盛んな福岡で話題になり、東京に上陸。「都内ではパン屋や居酒屋などで具、パン、味付けが違う多彩なオリジナルサバサンドが販売されるようになった」(池田さん)

全さば連によると、昭和初期の料理本には「サバグラタン」「サバシチュー」などの洋風メニューが掲載されているという。考えてみればサバはノルウェー産が有名で、洋風に合うのは当たり前ではある。大衆魚としてすっかり和の食材化していたサバが、サバ缶ブームで再び幅を広げたのかもしれない。

サバ缶ブームでサバは健康に良いというイメージが定着した。「何にでも合うサバは、様々な料理の素材となる可能性を秘める」と池田さんは期待を寄せている。

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■ブランドサバも続々登場

17年の鯖サミットは千葉県銚子市で開催した

サバ缶と並びサバ人気を支えるのは、日本各地のブランドサバ。先駆けは大分市の「関さば」。その後も佐賀県唐津市の「唐津Qサバ」、鳥取県岩美町の「お嬢サバ」など養殖のブランドサバが続々登場。全さば連によるとその数、約20にまで増えている。

各地のブランドサバを味わってもらおうと、全さば連はサバ産地と共同で2014年から「鯖サミット」を開催。17年は約3万人の来場者を集めた。今年は10月27、28の両日、長崎県松浦市で開く。同市のブランドサバ「旬さば」や「長崎ハーブ鯖」などを楽しめる。福岡発着の「鯖サミットバスツアー」も実施する。

(大橋正也)

[NIKKEIプラス1 2018年9月29日付]

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