健康・医療

健康づくり

ごろ寝体操で夏の疲れ解消 ゆったり心地よくリセット

NIKKEIプラス1

2018/9/1付

(モデルは早稲田大学エルダリーヘルス研究所招聘研究員・渡辺久美、以下同)

9月になり暑さが和らいだからといって、体が楽になると安心するにはまだ早い。脳や身体に酷暑の疲れが残ったままだと、思わぬ不調や疾病を招くからだ。負担感の少ない「ごろ寝体操」で夏バテを解消し、体調を整えよう。

この夏、記録的な酷暑に順応しようと、脳と身体はいつもにも増して激しく疲弊したはずだ。7~8月は暑さがピークで、心身の疲労は食欲不振や睡眠不足などが自覚しやすい形で表れた。

その状態を解消しないで秋を迎えると、様々な病気を発症するリスクが高まる。例えば、自律神経の乱れなどで血圧が不安定になったり、不静脈が起きたりしがちになる。高齢者は特に注意が必要だ。脳疾患や心疾患のほか、免疫力が低下して臓器の疾病を招きやすくなるので、若い世代も油断は禁物だ。

この時期は筋肉トレーニングよりもコンディション回復が大切。寝たまま手軽に取り組める体操をお勧めしたい。

あおむけに寝転び、両膝を開いて足裏を合わせ、ゆったりと深呼吸を繰り返す(写真上左参照)。血液や体液の流れを感じるように、呼吸に集中しよう。

続いてうつぶせになり、内臓を刺激する。片脚を反対側の脚の外側に置くようにし、下半身をひねりながら力を抜く(同右)。

終わったら、うつぶせのまま肘をついて、上半身をゆっくり反らせる(写真上左)。いずれも深呼吸を2~3回、15秒が目安だ。うつぶせのまま脚の力を抜いて、水泳の「バタ足」(キック動作)をすると、おなかを心地よく刺激できる(同右)。

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