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山崎さんは顧客の要望を「決めつけないよう」に注意して接客する

山崎さんは顧客の要望を「決めつけないよう」に注意して接客する

東京・銀座には、国内外を問わず買い物をするためだけに訪れる人もいる。その買い物客が向かう先の1つが資生堂の本店「資生堂 ザ ストア」(東京・中央)だ。美容全般に詳しいビューティーコンサルタント(BC)の山崎登子さん(48)は、自ら接客もしながら、リーダーとして後輩指導も行っている。

山崎さんのBC歴は30年に達する。働き始めるきっかけになったのは高校生の時。地元の茨城県で化粧品を買いに行った際に「たまたま資生堂の人に声をかけてもらった」ことが人生を決めた。

山崎さんは茨城県内の地域採用としてBCのキャリアを始めた。最初はうまくいかないこともあったが、負けず嫌いの性格も手伝って、美容部員の知識や技術を5~6年かけて修行。そのノウハウを使い、多くの顧客を囲い込んだ。その功績が認められ、茨城県内では後輩指導に専念するようになった。

転機となったのは2015年だった。東京本店でのBCの募集があり、応募した。応募できるのは45歳まで。山崎さんは当時、まさに45歳だった。「今まで茨城県内のお客様をきれいにすることを使命としてやってきたが、定年まであと15年。チャレンジできるのは今しかない」と感じたという。

銀座本店は地元よりも顧客の期待値が高いという。顧客は地元でも同じ物が同じ値段で買えるが、わざわざ銀座にある本店に来ている。山崎さんは「お客様に楽しい思い出を残してもらえるような接客を心がけている」と話す。

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