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海外旅行先、感染症は大丈夫? ワクチンや防虫対策を 予防接種は2週間前までに/むやみに動物に触らず

NIKKEIプラス1

2018/6/30付

PIXTA

今年3月に始まった、海外渡航者からのはしか(麻疹)の流行は記憶に新しい。夏休みを前に、楽しいはずの海外旅行で思わぬ感染症にかからないようにするため、事前の準備と現地での対策を知っておこう。

外国人旅行者から感染を繰り返し、沖縄から感染が広がったはしか。日本は2015年以降、国内土着のウイルスによるはしかの発生が3年以上ない「排除状態」にあるが「国外にはそうではない地域が少なくない。はしかに限らず、海外旅行の際は様々な感染症への注意が必要だ」と川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は指摘する。

国外の旅先で感染症にならないために、旅行前と現地での対策が欠かせない。旅行前に重要なのがワクチン接種だ。「はしかや風疹、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)などは、かかったことがなく接種回数が1回以下の人は受けた方がいい」とトラベルクリニック新横浜(横浜市)の古賀才博院長は強調する。はしかは感染力が強く、広がりやすい。妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児が先天性の障害を起こす可能性が高くなる。

岡部所長によると「はしかは20~40代、風疹は20~40代と1979年4月1日以前に生まれた男性のワクチン接種率が低い。おたふくかぜは任意接種のため、受けていない人もいる」。母子手帳で接種歴を確認しよう。「接種歴が不明の場合、抗体検査もできるが時間や費用がかかるので、念のため接種するとよい」

渡航先で流行している感染症のワクチン接種も大切だ。狂犬病やA型肝炎、腸チフスのワクチンなどだ。厚生労働省検疫所のサイト「FORTH」などが発信する地域別の感染症流行情報を確認しよう。

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