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医師・介護職員・薬剤師がIT情報共有 患者包括ケア

2018/6/13付 日本経済新聞 夕刊

写真はイメージ=(c)Phonlawat chaicheevinlikit-123RF

 医療の現場でIT(情報技術)ツールを介して異なる立場の人とのコミュニケーションを円滑にする取り組みが広がっている。訪問診療で地域の医師や介護職員らと情報共有したり、スマートフォン(スマホ)のアプリで処方されている薬を確認したりと双方向でコミュニケーションを深めている。必要な情報を把握でき、患者に適切なサービスを提供しやすくなる。

 「痛みはどうですか」「食事は変わりないですか」。富山市で訪問診療のクリニックを営む医師の山田毅さん(43)は80代女性の患者を訪ね、明るく声をかける。診察を終えると、また次の患者の診療に向かう。この日は午後だけで3人を訪ねたが「1日7、8件まわるのが理想」だという。

 患者を訪問するのは医師の山田さんだけではない。看護師や薬剤師、ケアマネジャーらが定期的に患者に会い、病状や生活の様子を確認。必要な手当てを施していく。

 様々な職種の担当者が関わるが、必ずしも現場で顔を合わせるわけではない。その分、山田さんが情報共有のツールとして使うのが帝人ファーマのグループウエア「バイタルリンク」だ。

■「仮想カルテ」作成

 パソコンなどから情報を入力すると、他の医師や看護師などグループに登録した人に一斉に情報が伝わる。山田さんの場合、診療が終わった後、診断結果や薬を変更した理由などを書き込む。

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