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ワンダーフォトショップの大和久麻未さんは来店者に合わせた接客を心がける

ワンダーフォトショップの大和久麻未さんは来店者に合わせた接客を心がける

東京・原宿の写真店「ワンダーフォトショップ」は富士フイルムが直営する写真関連サービスの旗艦店だ。大和久麻未さん(32)は2014年の開業時からスタッフとして働き、サブリーダーとして店頭に立つ。専門学校で写真を学んだノウハウを生かし、来店者に合わせてサービスを勧める。人生の節目に寄り添う姿勢がリピート客を呼び込んでいる。

「何か困ったらお声がけくださいね」。来店客は自分のスマートフォン(スマホ)を店舗内の端末に接続し、印刷する写真のレイアウトなどを決める。目的はプレゼントや婚礼など様々だ。大和久さんは客の様子を観察しながら声をかける。

写真は人生の節目を彩る存在だ。ある女性客は結婚式会場のウエルカムスペースに飾るための写真を注文。式の写真をフォトブックにするために再来店した。さらに出産後も撮った写真を印刷した。大和久さんはプライベートな話ができる信頼関係を築いた。「生活に一歩お邪魔して見守っている」と自分の仕事について説明する。

女子高生はスマホに日常の「自撮り」写真などが多く入っており、他人に見られたくないもの。大和久さんは「どこまでプライベートに踏み込むかは会話しながら決める」と話す。友達のような近い目線で話すと、話が盛り上がることも多いという。友人を連れて再来店して代わりに説明してくれる場合もある。

場所柄か、訪日客の姿も目立つ。ある外国人客はインスタントカメラ「チェキ」のフィルムを購入。「お土産かな」と思った大和久さんはプレゼント用にラッピングしたところ、客はその心遣いに大喜び。帰国前に旅行写真をカレンダーとして印刷するために再来店してくれたという。

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