出世ナビ

売り場の知恵袋!セレクション

GINZA SIXの頼れるアネゴ 「薦めてほしい」見抜く セイコーブティック 瓜生まり子さん

2018/4/30付

セイコーブティック ギンザシックス店長の瓜生まり子さん

4月に開業1周年を迎えた複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」(東京・中央)の5階。セイコーウオッチの商品を扱う「セイコーブティック ギンザシックス」はここまで毎月売り上げ目標を達成している。好業績を支えるのが店長の瓜生まり子さん(34)。顧客の相談や修理への対応など、こまやかな気遣いが販売力につながっている。

「輸入時計の販売経験が豊富なので、比較検討しているお客様に適切なアドバイスができる」「会話などを通じて店舗内の人間関係がより良くなるようにはかってくれる」――。同僚からの「瓜生店長評」に共通するのは、顧客対応にも店舗運営にも、気配りや目配りが徹底していることだ。

瓜生さんは2007年にセイコー子会社で時計販売のクロノス(東京・千代田)に入社。都内にある百貨店の時計売り場で10年間、オメガやカルティエなどの海外高級ブランドを中心に扱ってきた。学生時代から販売員を志し「数をたくさん売るのではなく、時間を掛けて高価な物を売るような接客がしたい」と腕時計の販売を選んだ。

高級品は即決せずにじっくり検討して買う人も多い。販売の難易度も高く、適切な提案やアドバイスが必須だが、購入につながった時のやりがいも大きい。瓜生さんが心掛けるのは「お客様が言いたそうな言葉を先回りして掛ける」ことだ。

例えば、自分の好みで選んだ商品とTPOなどを考慮して選んだ商品。このような2タイプで迷うケースは多いという。好みを優先するのか、周囲からの見え方を優先するのか。「迷っているようでも『本当はこっちを薦めてほしい』ということが多い」。会話の流れだけではなく、どちらにより視線を送っているかなども見極め「こちらがよろしいのでは」と背中を押すのだ。

百貨店時代には初来店から購入まで半年かかったケースもある。40~50代くらいの男性が妻へのサプライズプレゼントに300万円ほどの高級品を探していた。男性としては時計の中の機械にこだわりたいが、妻は果たしてそれで喜ぶのか。男性のこうした迷いに寄り添い、女性の視点からみた丁寧な商品の説明や提案で購入につなげた。

出世ナビ 新着記事

ALL CHANNEL