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夏に備え「汗トレ」 ベタベタ汗の人は入浴で改善 良い汗促す秘訣(上)

NIKKEIプラス1

2018/4/28付

良い汗はサラサラで無味無臭だが、悪い汗はベタベタして臭う。良い汗をかくにはどうすればいい?写真はイメージ=PIXTA

 夏本番前に始めたいのが、汗をしっかりとかける体をつくる発汗トレーニング。入浴法や運動など、汗腺の機能を高める効果的な方法を、上下2回で紹介する。本格的に暑くなる前にぜひ“汗トレ”に取り組んでみよう。

 「汗を分泌する汗腺は、熱に弱い脳を守るために、体温調節を担う器官として発達してきた。今なお進化の過程にあるため、使わないでいると衰え、退化してしまう」。汗を専門とする五味クリニック(東京・新宿)の五味常明院長はこう話す。

 汗腺には2種類あり、汗をかくときに使われるのはエクリン腺。唇や爪の下以外の全身に分布し、その数は400万~500万といわれる。ただ、「実際に活動している能動汗腺は半分程度。エアコンの使用や運動不足などで汗をかく機会が少ないと、汗腺の機能が衰えたり、退化して休眠状態の汗腺が増えたりしている人も多い」(五味院長)。

 気温が高くなったり、運動をしたりして体内に熱が生じると、汗腺から汗を分泌し、皮膚から蒸発させることで体温を調節する。汗腺は血液から血球を除いた血漿(けっしょう)をくみ上げて汗の原料としているが、体に必要なミネラル分はろ過して血液に戻し、残った水分が汗となる。

 汗腺機能が正常であれば、汗は小粒で水のようにサラサラしていて、蒸発しやすい「良い汗」となる。汗腺の機能が衰えていると、ミネラルの再吸収がうまくいかず、大粒でベタベタとした、蒸発しにくい「悪い汗」となってしまう。

 水に近い良い汗はほぼ無味無臭だが、血漿成分が多く残る悪い汗は、皮膚表面にある雑菌を繁殖させるため不快な臭いを放ちやすい。「悪い汗は体に必要なミネラルを奪うため、夏バテや熱中症を招く原因にもなる。今の時期から汗腺機能を高めて、良い汗をかけるようにしておくことが大切」(五味院長)

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