スニーカーで通勤するなら 細身パンツでバランス良く

NIKKEIプラス1

2018/4/21

スニーカーに合う紳士服やリュック、小物など、対応商品を取りそろえる高島屋新宿店。セールスマネジャーの古谷優子さんは「スニーカーを履きこなす自信がない人は、靴の上部が黒の革素材で、靴底がゴムのウオーキングシューズから取り入れたらいい」と助言する。黒のほかグレーとネイビーも落ち着いた色なので、これらのスニーカーだったら“入門編”としていいかもしれない。

その上で古谷さんは「スニーカーの色は2色まで。上が青で底が白、靴ひもが赤など3色だと派手になり、オンビジネスには向かない」と注意する。スニーカー通勤はクールビスに続けと国が進める運動だが、カジュアルな雰囲気をすべての会社や事業所が受け入れているわけではない。気になる場合は、革靴を会社のロッカーに常備しておくのも手だ。

■洋服と同系色 スカートは長く

女性の装いはどうだろう。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険の経営企画部で働く山梨稚菜さんは、紺のスニーカーで出社するのが基本。これに紺のジャケット、インナーは白いブラウス、黒のスカートをコーディネートすることが多い。

経営企画部には取引先の社長や経営幹部が訪れる。「スニーカーを洋服と同系色にすれば落ち着いた感じになり、取引先とすれ違っても失礼な格好にならないはず」と山梨さん。スカートも短めにするとスニーカーとの相乗効果で子供っぽく見られてしまうので、長めのものを身にまとう。ソックスも足のくるぶしまでしか覆わない短めのものになった。これも子供っぽさを打ち消す趣向だという。

■デザインより履きやすさ重視

東京都内のビジネス街を歩いていると、キャリアを重ねた中高年の女性の中にちらほら、スニーカーを履いた人がいる。多くは紺や黒のブラウスと、裾の広いベージュのワイドパンツに合わせている。スニーカーは靴ひもがなかったり靴底が薄いフラット仕様だったりする。靴の自己主張を抑えているようだ。

スタイリストの橋本ワコさんは「加齢も靴選びを左右する」と指摘する。靴のブランドマークが入ったデザイン重視のものは、なるべく避けた方がいいという。「仕事で輝いてきた人たちは、見た目より履きやすさにこだわってほしい」

橋本さんは男性も女性もワンランク上のパンツの着こなし術を提案する。「スラックス同様、チノパンやワイドパンツなどのカジュアルパンツも縦の折り目を付けておきたい。ビジネスパーソンらしいきちんとした印象を保ち、印象度が上がる」

春本番。これからウオーキングに気持ちよい季節だ。スニーカー通勤も心弾むだろう。ビジネスシーンの延長であることを念頭に置いて、街中や会社の中を歩きたい。

(保田井建)

[NIKKEIプラス1 2018年4月14日付]

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