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転勤が決まったら 賃貸マンション、プロの見極め方

NIKKEIプラス1

2018/2/22 NIKKEIプラス1

近藤典子さんはメジャーとスマホを必ず持参する(東京都千代田区のロイジェント九段)=遠藤宏撮影

引っ越しシーズン到来。住んでから後悔しないためには、内覧時にしっかり確認することが大切だ。賃貸マンションで見落としがちな室内のチェックポイントを、住まいのプロに聞いた。

物件を見学する内覧では、間取りや日当たり以外にも、室内を細かくチェックしたいもの。住まい方アドバイザーの近藤典子さんは、まず当日持参すべき物として「メジャー、カメラ、持っている大きな家具・家電のサイズメモ」を挙げる。カメラはスマートフォンで代用可能だ。あとで検討するため、気になったところを撮影しよう。

メジャーはベッドや冷蔵庫などの配置場所を測るため。大物家具や家電を搬入できるか、玄関や室内ドアを開けた状態で、入り口の幅と高さを測るのも忘れずに。

近藤さんは調理台の寸法を測ることもすすめる。「まな板の平均幅は36センチだから、調理のしやすさを求めるなら、最低でも幅45センチはほしい」

■コンセント 位置と数確認

コンセントの位置と数の確認は必須項目だ。「冬は電気ストーブを足元に置いてドライヤーをかけるので、洗面所には洗濯機用を含め3つ必要」「電動自転車を充電するため玄関にもほしい」など、住んでからの生活を具体的に思い描きながら確認したい。近藤さんは「テレビの置き場所を決めるテレビコンセントの位置に注意して」と話す。

分電盤に書かれた契約アンペア数も確認しよう。さまざまな電化製品を使う昨今、単身者でも20アンペア(A)では足りない場合が多い。30A以上あると安心だ。ワット(W)数を100で割るとアンペア数が出る。例えば1000Wの電子レンジは10Aだ。日ごろ同時に使う電化製品のために何A必要なのか把握しておくとよいだろう。

備え付けのエアコンは作動するか、カビ臭くないかをチェック。メーカー名と型番・年式を撮影しておき、あとで消費電力を調べよう。

携帯電話・スマートフォンの電波状況も要チェック。物件の構造や周囲の建物との位置関係によって、つながりにくい場合がある。

意外に見落としがちなのが水回り。「浴室のシャワーとキッチンや洗面所の水道を同時に出し、水圧が極端に落ちないかチェックしてほしい」と近藤さん。シャワーの勢いが弱いと、入浴のたびにストレスを感じる。内覧時に水を出せるかどうかは、事前に不動産会社に問い合わせよう。

冬場は結露も気になるところ。湿気がこもりやすいかは、窓の周りを見ればわかる。窓や壁に水滴が付いていないかをチェック。冬以外ならサッシの下枠を見てみよう。「結露は下に落ちる。白いブツブツがあれば、腐食の可能性がある」(近藤さん)。サッシ周辺の木枠が変色、あるいは不自然に塗装されているのも要注意だ。

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