大きな汚れは中性洗剤で洗う。岡田さんは「水滴や油はねを拭かず、そのままにすると乾いて痕が残ってしまう。その場合は中性洗剤を使うと汚れが落ちやすい」と話す。
指に洗剤をとり、流水で洗った時と同じように指でこすっていく。優しくゆっくり、レンズの中心から外側へ渦を描くように洗う。フレームや鼻パッドに洗剤が触れても問題はない。
洗剤で洗うときは、酸性やアルカリ性は避けよう。汚れが落ちにくいことに加え、レンズに傷やひびが入っていると、染み込んでコーティング加工がはがれてしまう恐れがある。食器用洗剤を使ってもいいが、液の成分は事前にチェックしたい。
レンズやフレームを拭くときは、水滴が残らないことがポイント。レンズとフレームの隙間や鼻パッドなど、細かいところまで徹底したい。
特に注意がいるのはフレームのネジ部分だ。「水気が取れていないとさびてしまう」(岡田さん)。さびると開閉がスムーズにできなくなり、ネジを交換しないといけなくなる場合もある。