めまいや頭痛、香りが原因? 柔軟剤など苦手な人も化学物質の過敏症 こまめな換気で予防、使い方に配慮

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(PIXTA)
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寒い季節、暖房が効いた室内や車内で気になるのは衣類の柔軟剤や消臭剤などの香りだ。これらに含まれるごく微量の化学物質の影響で、体調を崩す人がいる。原因を知り、症状の緩和や発症の予防を心がけよう。

現代社会は人工の香りであふれている。多くは体臭や衣類の生乾き臭などを和らげるためのものだが、身の回りの香りに反応して不調を訴える人がいる。

実態を明らかにするため、NPO法人日本消費者連盟(東京・新宿)は2017年7月と8月、「香害110番」を実施。2日間で213件の訴えが寄せられた。多かったのは「隣家の洗濯物の香りで息苦しくなる」など柔軟剤関連だった。「駅で制汗剤を使う人がいて、めまいがした」など多様な原因や症状が挙がった。

訴えを寄せた人の約半数が、医療機関で「化学物質過敏症」と診断されていることも分かった。この病気に詳しい東海大学の坂部貢医学部長は「一般の人にはほとんど問題のない微量の化学物質を浴びて、体調不良を繰り返す病気」と解説する。

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