収益を支えるのは製品販売と操縦技術を教えるセミナーの開催。5人で販売業務をこなし、うち2人がセミナーの講師も兼務する。ストアマネジャーの大岡さんは両方を兼務するうちの1人。販売では客と同じ目線に立つことを心掛ける。専門用語を易しく説明するのもその一つだ。

前職は写真プリント大手のキタムラでカメラなどの機材を販売していた。写真が好きで、当時から趣味でドローンを使い、旅先で空撮を楽しんでいた。そのうち「ドローンを操縦する面白さやスリルにとどまらず、測量や宅配への活用にも広がる可能性を感じるようになった」。趣味が高じ、セキドに転職した。

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経験に裏付けられた操縦技術は同店が開業時から開いているセミナーで発揮する。セミナーは同じ敷地内の体育館やグラウンドを使って閑散としていた平日に始めた。人気があるのは関連法令や操作法の座学と実技の1日コース。税別3万円と安くはないが、予約は2カ月先まで埋まる。

プログラムも作る大岡さんは「法改正に伴う資料の更新や新しい機種の操作方法を取り入れた練習メニューの改善を日々している」。特に首都圏で飛ばす際の書類の申請手続きは変更も多く複雑だ。行き届いた対応が、主に映画撮影やインフラ点検など業務でドローンを利用する人たちに支持され、受講者数は累計600人を超えた。受講者からは、他社のセミナーに比べ最新の内容を学べるといった声が多く寄せられるという。

セミナーは販売にも直結する。「店内の説明だけでなく、目の前で飛ばしながら使い方を紹介し製品に慣れてもらえば不安感も薄れる」からだ。誰でも操縦できる無料体験会も開いている。沖縄など遠方からの参加者もおり、1日100人集まることもある盛況ぶりだ。「今後は空撮した映像を編集するソフトなど、ドローンの活用の幅を広げる商品の提案にも力を入れたい」と意気込む。

(池下祐磨)

おおおか・さとし
2013年キタムラ入社。カメラ機材販売や印刷サービスといった店舗業務や営業を経験。16年セキド入社。17年6月からセキドDJI横浜ベイサイド店のストアマネジャー。神奈川県出身。

[日経産業新聞2017年11月16日付]

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